暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
夏休みのウサギさん
愛・妹・美・mine
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私だ音無」

椎名がいた。何も追求できずに勝手に中に入っていく。

「またお客さん?お兄ちゃんも人気だニャン」

「き、キューーート!!!!!」

よく分からんが猫語になっていた初音を見て悶え死しかけていた。

「おほん。私が来たのは女将さんから休みを貰ったのでな、行くところがなく、ここに来てしまった」

「なるほど、事情は分かったがこの状況どう思う?」

狭い部屋に総勢七人がいる。サウナ並の暑さとなっているが、テンションの方が高く何も感じていない者たちがいる。

「あさはかなり」

「椎名お前だけが俺のオアシスだ」

普段から凍傷になるほどcoolな椎名は今の俺にとっては冷えピタという存在となっている。

「そんな言葉で落ちると思うなよ」

暑さにやられているのか顔が赤かった。





ゆりと野田がくると踏んでいたが結局来ず、一時間ほど経ち時刻は三時。

変わらずかなでと初音は犬猿の仲となっているが、何故か勉強を教え、教わっている。

あの三人は指スマをしている。ここじゃなくてもできるだろ!と思ってるが大盛り上がりのようで、注意することができない。

五度目のインターホンが鳴る。今日はよく訪ね人がくるようで。

「来たきたきた!」

初音が先にドアへ向かった。どういうことだ?今日来たばっかりの初音のお客さんなんているのか?

気になりつつ初音の後を追うと開きっぱなしのドアの向こうには仲良よしな初音ともう一人がいた。

「誰なんだ?その子」

陽の光に照らされキラキラと輝く髪をツインテールにしている女の子。初音の懐きっぷりを見るに親友か何かなのだろうか?

「私の親友で、夏休みだからおじいちゃんの家に遊びに来ている!そして私と同じく高校を受験する彼女は」

デュルルルルと声で効果音を出す初音を可愛いなと思いながら、ツインテールの女の子を見ると、頬ずりされているのを少し照れているらしい。

「望月 遊佐ちゃんです!」

「違います!遊佐じゃありません。遊佐衣(ゆさぎ)さんです!」

まさか、遊佐って戦線の遊佐か?確かに面影が見えるしツインテールだし、赤いリボン。


「初めまして初音さんのお兄さん。


餅つき餅つきぴょんぴょん遊佐衣さんです!」

だが!今まで突っ込まなかったが、頭にはうさ耳が装着されていた。

「嘘だろ!!!!!!」


キャラ崩壊の遊佐?は夏のこの日、我が家に訪れた。







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