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黒衣
2部分:第二章
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た。不思議ですね」
「黒といいますと」
 医師は昌良の話を聞いてだ。そしてだった。
 考える顔でだ。彼にこう話すのだった。
「死の色ですね」
「喪服やそういったものですよね」
「はい、俗に言う死の色です」
 黒はだ。そうした色だとだ。二人で話すのである。

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