17戦いの序章なの!
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◇ヤマト
俺達機動六課は隊舎がしばらく使えないためと動ける足が良いとなったのでアースラと呼ばれている戦艦を仮拠点にした。
このアースラはなのはさんやフェイトさん、八神部隊長やシグナム副隊長、ヴィータ副隊長にシャマル先生、ザフィーラがまだ地球に居たときから使われている戦艦らしい。
アースラの一部屋で俺は『フェニックスの涙』とボンゴレリングに似ているリングを作っている。
「これだけあれば足りるしリングも数は揃ったな」
俺はリングとフェニックスの涙を別々の箱に入れ部屋を後にする
◇シグナム
アースラの訓練場で、エリオに訓練を頼まれて相手をしているのだが…私はその出来に感心していた。
「でやぁっ!」
「む…」
私の打ち降ろしを回避しながら、横薙ぎに振るわれたエリオの槍を後方へ跳ぶ事でかわす。
体躯を回転させながら回避と攻撃を同時にやってのけたエリオ。しかも第二形態にしたストラーダの側面ブースターを使用して重さまで加えてくる。
下がった私に向かって突きでの追撃を加えようとしているようだが、ブースターを使って回転した為か少し態勢を整えるのに間が出来る。
「はあっ!」
「っ!」
整うのを待つほど甘くない私は間髪入れずに斬りこんだが、エリオはそれを辛うじてとは言えデバイスで受けて見せる。
子供ゆえの軽さのせいで押し負けこそしたものの、デバイスを手放す事も無く構えているエリオ。
すさまじい成長だな、もう空戦でなければいい勝負をする。
「時間だな。」
「ありがとうございます。」
肩で息をしながらも、しっかりとした返事に若干の余裕を見せるエリオ。
「先程の回転はヤマトの物だな?」
「あ、はい。」
気になったので問いかけてみると、エリオは汗を拭いながら答えた。
距離を離さないまま回避したうえ、攻撃もかねる動作など行う人間はヤマトだけだ。
扱って見せたのは素晴らしいが…紙一重、首の皮一枚などと言う表現が用いられる程の接近戦を行う世界の技術だ、こんな模擬戦をテスタロッサが見れば卒倒ものだろうな。
「模擬戦から使えそうな動作をいくつか覚えて慣らしては見たんですけど…やっぱりまだダメですね。回転が強すぎて突きに繋げられませんでした。」
「ヤマトから直接習ったのではないのか?」
「兄さんからは『槍は俺の専門外』とか『習うより慣れ』と言われました。僕との特訓の時は槍を使っているんですけど…」
ヤマトは私と同じで教える柄では無いのは対アラガミ戦闘訓練の時にわかっていた。
確かに私が特訓に付き合う時も私に合わせた武器で特訓していた
「私も人に教えると言う柄ではないし、技巧と言う意味ではヤマトの変わりにはならんかしれんが…」
「変わりだなんて
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