14公開意見陳述会なの!前編
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◇フェイト
とうとう公開意見陳述会が開催される朝がやってきて私達はなのは達に遅れる形で地上本部までやってきた。
そして中に入る前にデバイスを誰かに預けないといけないのでエリオに連絡をとった。
「あ、エリオ? 今大丈夫…?」
『フェイトさん! はい、大丈夫です』
「今から少しそっちに向かうけど…」
『あ、はい。デバイスですよね?』
「うん、そう」
さすがエリオだね。
これを察しているということは、もう先になのははデバイスを誰かに預けて中に入った模様である。
それならすぐに渡せるね。
私はエリオ達と合流して、はやてと私とシグナムのデバイスをエリオ達に預けて中に入っていった。
そしてなのはと合流する
◇ヴィータ
おそらく攻めてくるであろう外敵…。
それに備えてあたしも含めて緊張が高まっていく中、映像で意見陳述会の中継映像が流れ出した。
そこではやはりというべきか、レジアス中将の演説が聞こえてくる。
それをあたしは聞き流しながらもいつでも戦えるようにグラーフアイゼンを握り締めながら警備をしている時に後ろで一緒に歩いているエリオから話しかけられた。
「…ひとまず、何を起こらなさそうな気配ですね、ヴィータ副隊長?」
「キュクルー!」
エリオがそう話し、飛んでいるフリードがそれに相槌を打つように一鳴きする。
それであたしは心を引き締めさせるように、
「油断するなよ? しっかりと警備をしていろ。今のこと時に何時どこで何が起こるかわからないんだからな?」
そう忠告する。
それにエリオと、一緒にいるキャロは元気よく「はい!」と答える。
二人の声に、『よし、いい返事だ』、とあたしは満足しながらも別思考で思念通話でなのは達と会話をする。
「(………それにしても、だ)」
あたしはそう切り出し、
「(いまいちよく分からねーんだけど…)」
『(どうしたの、ヴィータちゃん?)』
『(やっぱり、心配?)』
なのはとフェイトから返事が返ってきたので、あたしは「ああ」と相槌を打ちながら、
「(予言どーりに事が起こるとして、内部のクーデターって線は薄いんだろう…?)」
『(アコース査察官が捜査してくれた範囲ではね…)』
「(なら、そうすっとだ。絞られてくるのは外部からのテロだ。
でも、だとしたら目的は何なんだよ?)」
『(うーん…)』
『(……)』
あたしがそう聞くが、なのはからは少し唸りが聞こえてくるだけであまりいい返事は返ってこなかった。
フェイトも無言だし。
「(犯人は例のレリックを集めている連中………スカリエッティ一味だっけ?)」
『(うん)』
「(だとしたら、さらに目的がわからねー…。局を襲
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