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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0925話
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報源は多い方がいいし、そっちで何かをするにしても人手は多い方がいいでしょ。それに折角のファンタジー世界なんだから、他の世界の人達もハイエルフには興味あるんじゃない?』

 政治部門のトップの意見も賛成か。
 まぁ、この世界に派遣されている他の世界の軍隊にしてみれば、ハイエルフというのは色々と興味を持っているのは事実。
 だが……そうなると、幾つかの問題も発生する可能性がある。
 考えるまでもなく、エルフやその上位種と思われるハイエルフというのはファンタジーの代名詞と言ってもいい。それこそ、俺達が倒した炎龍……即ちドラゴンと並ぶ程の。
 そんなハイエルフがアルヌスの丘にある基地の周辺、あるいは基地の中にいるとすれば、良からぬ思いを抱く者も当然いるだろう。
 それがファンタジーに憧れてハイエルフと話したいと思うのなら、まだいい。
 ハイエルフを性的な意味や暴力的な意味で襲ったりするような奴も出てこないとは限らないし、下手をすれば自分達の世界に連れ帰る……なんて可能性もある。
 各世界から出されている援軍の全てが善良な相手だと思い込む程にお人好しな訳じゃない。
 中には当然犯罪者の如き存在が混じっている部隊もいるだろう。
 それを思えば、安易に賛成出来かねるというのも事実だった。
 しかし、エザリアは特に問題はないと首を横に振る。

『確かにそのままにしておけば問題が出る可能性はあるけど、量産型Wやメギロート、イルメヤを警備に回せば多分問題は起きないわ』
「……なるほど」

 確かにその手段を使えば安全に関しては問題ないだろう。
 幾ら犯罪者の類が混じっているとしても、量産型Wや無人機の性能を知っていれば迂闊に手出しは出来ない……か。

『もっとも、本来ならもう少し検討する時間とかも必要なんでしょうけどね』
「だろうな」

 100人近いハイエルフの移民だ。庇護して下さい、いいですよ……といかないのは当然だろう。
 だが、ハイエルフの集落は炎龍によってほぼ全滅に等しい以上、ここで暫く待てとも言えないしな。
 ハイエルフ達の態度を考えれば、その程度は何の問題もなく受け入れそうな気もするが。

「なら取りあえず、アルヌスの丘までは連れていくけど問題はないか?」
『ええ。炎龍とかいうのに集落を破壊されたのなら、殆ど着の身着のままで来るんでしょう? それなりの用意をしておくわ』
「頼む。まぁ、焼け残ったり、スレイの魔法で燃えなかった家もあるから、多少財産の類はあるかもしれないけど……あくまでも多少だろう」

 そう告げ、通信を切ってサラマンダーのコックピットから降りる。
 そんな俺へと、ホドリューを含めたハイエルフは大きな期待と若干の不安が籠もった視線を向けていた。
 ホドリューがハイエルフを代表して口を開
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