マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0925話
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性を変えてきたか。
確かに神様扱いは嫌だが、自分達が生き残る為に庇護して欲しいと言われれば、納得出来るものもある。
……さて、どうしたものか。
そんな思いを抱きながら同行者達へと視線を向けると、スレイは好きにしろ、ムラタは自分には関係無い、ロゥリィは面白そうといった風に、基本的には賛成の方が強いらしい。
俺個人としては、アルヌスの丘にある基地にエルフが住むのは問題はないと思う。ただ、エルフと言えば森の中で暮らすというイメージがあるだけに、アルヌスの丘……丘と言っても、殆ど平地に近い場所に築かれた基地で暮らしても平気なのか。
いや、アルヌスの丘の近くには森があるのを考えると大丈夫か?
そして門という未知の存在を考えると、いざという時にこの門世界を捨ててホワイトスターに移住する覚悟があるのかどうか。
まぁ、以前からホワイトスターに移住する者達を探してはいた。
何しろ、ホワイトスターは1つのコロニー……あるいはそれ以上の大きさを持っているにも関わらず、使用している場所はシャドウミラーの幹部達が暮らしている居住区画、現在は門が存在している旧交流区画、新しい交流区画、牢屋的な扱いの隔離区画、研究施設、動力区画、キブツのある区画、メギロートやイルメヤの生産プラント、実働班の訓練区画、魔法区画、転移区画その他諸々を含めても、ホワイトスター全体の3割にも満たない。
そうである以上、折角だからもっとシャドウミラーの人数を増やしたい――ただし幹部ではなく一般人――と思うのは当然だろう。
それを考えれば、見たところこのエルフ……いや、ハイエルフ達は俺に対して心酔しているようなので、妙な事にはならないだろうという思いもある。
それに実働班がPTで模擬戦をやっている場所のように、自然の多い場所もあるし。
まぁ、ホワイトスター内にある以上は本当の自然とは呼べないだろうが……
なるほど。そう考えれば、こいつらを引き込むのはあまり悪い選択肢って訳じゃないんだな。だとすれば一考の余地ありか。
「そうだな、ちょっと待ってろ」
そう告げ、一旦サラマンダーのコックピットへと戻ってホワイトスターへと……そして政治担当のエザリアへと連絡を入れる。
『アクセル? どうしたの?』
映像モニタに映し出されたエザリアに、事情を説明する。
炎龍を倒してハイエルフの集落を救い、ハイエルフ達が俺に対して庇護を求めている事を。
その話を聞いたエザリアは、一瞬難しい顔をしたもののやがて頷く。
『そう、ね。ホワイトスターに迎え入れるかどうかというのはまだ決められないけど、アルヌスの丘にある基地周辺に住むのであればいいんじゃないかしら。ハイエルフという存在が門世界でどのような扱いなのかは分からないけど、門世界の情報を得られる為の情
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