第4章
停止教室のヴァンパイア
第84話 士騎家集合
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事も止めずにね」
「どう言う事だ?」
「イッセー君は今やグレモリー眷属で、その主は魔王ルシファーの妹、さらにグレモリー一族は自身の下僕に対する情愛が深い。そんなイッセー君に手を出せば、悪魔と堕天使の問題事になってもおかしくない。コカビエルが単独で事を起こす程になるまで戦争を拒否していたのに矛盾があるだろう」
確かに、コカビエルの目的は戦争を起こす事。
そして、コカビエルが単独で事を起こしたのも、堕天使全体が戦争を起こす気が無かったからだ。
コカビエルの発言からアザゼルが一番戦争を拒否していた。
そんなアザゼルが戦争が起こりかねない問題を起こすはずも無い。
いや、今回の事も十分問題がある気がするが…。
「正体を明かしいたのも、今こうやって憤慨させる事が目的の一つじゃないかな?」
仮にそうだとしたら、今頃その光景を想像して笑ってそうだな…。
「……う〜ん…」
イッセーはそれでも不安を感じずにはいられなさそうだった。
「大丈夫よ、イッセー…」
そんなイッセーを見て、部長が安心させようと抱き締め…。
「イッセーに手を出そうとしてきたら、私が守ってやる」
「え!?」
「なっ!?」
『っ!?』
「ふふ」
「はあ…」
…ようとしたら、別の女性がイッセーを後ろから抱き締め、その事にイッセーや部長達が驚き、兄貴は変わらず笑みを浮かべ、俺は盛大に溜め息を吐く。
「ちょっと貴女、私のイッセーに何をしているのよ!?って言うか、貴女誰よ!?」
突然現れた女性に部長がまくし立てて抗議するが、女性の方はどこ吹く風と言う感じだ。
「ん、通りすがりの美少女?」
「ふざけないで!いいから、イッセーを放しなさい!」
部長がイッセーを取り戻そうと女性に駆け寄る。
「よっと」
「なっ!?」
「え!?」
が、女性に片手で部長を勢いを殺さずアーシアに向けていなされる。
『きゃあ!?』
勢いそのままの部長をアーシアは受け止める事ができず、部長に押し倒されるが、すかさず、俺は片手で二人を支える。
「その辺にしとけよ、姉貴…」
『え?』
俺の発した単語に皆(女性、イッセー、兄貴、千秋、鶇、燕、神楽を除く)が素っ頓狂な声を出す。
「姉って、まさか!?」
態勢を立て直した部長が改めて女性を見る。
「ふふ、明日夏、千秋の姉で冬夜の妹、士騎千春、イッセーを抱いて参上♪」
そう、突如として現れた女性の正体は俺の姉である士騎千春であった。
「あ、あの…千春さん…」
俺、兵藤一誠は絶賛困惑しながらも千春さんの名を呼ぶ。
「ん?何、イッセー?」
「む、胸が…当たってるんですけど…」
そう、現在進行形で俺の後頭部にむにゅむにゅの最高の感触が感じられていた!
「当ててるって言ったら…嫌?」
「いえ、最高です!むしろ、このまま…
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