第4章
停止教室のヴァンパイア
第84話 士騎家集合
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ハッハ!そうか、それはすまなかったなぁ♪だが、言っちゃ悪いが、今のお前の力じゃコカビエルクラスは倒せんよ。どんなにパワーアップしてもな」
そう言われてしまい、押し黙ってしまう。
「当然、嬢ちゃん達が俺に敵うはずも無い。そんな訳だ、とっととそんな物騒な物はしまって、ゲームの相手をしてくれや。せっかくだ、四人対戦と洒落込もうぜ♪」
そう言って、アザゼルはゲームの準備を始めてしまった。
「あ、そう言やぁ、今回の件で近い内にこの町で堕天使、天使、悪魔のトップで首脳会談が行われる事が決まったから、そん時はよろしくな♪」
『首脳会談!?』
現在、部長が怒りを露に激昂していた。
「冗談じゃないわ!堕天使の総督が私の縄張りに侵入し、営業妨害していたなんて!しかも、私のかわいいイッセーにまで手を出そうとするなんて、万死に値するわ!」
原因は最近イッセーのお得意となっていた人物が実は堕天使の総督のアザゼルであり、自身の縄張りで勝手な事をやっていた事実とイッセーに接触していた事実に対してだ。
「まあまあリアスちゃん、そんなにかっかしないで落ち着こうよ」
激昂している部長の前に兄貴が紅茶を差し出す。
部長は差し出された紅茶を一気飲みしてしまう。
兄貴はすっかり、オカ研の給仕係的な物になっていた。
ポジションを奪われたと副部長が対抗心を燃やしていたが、兄貴の方が腕前が上な為、渋々兄貴にやらせている。
「……部長、この町でトップ会談って言うのは本当何ですか?」
「ええ、さっき私の所にも連絡があったわ。一度トップ同士が集まり、今後の関係について話し合う事になったの」
「コカビエルとの戦いが悪魔、天使、堕天使、この三すくみの関係に影響を及ぼしてしまったと言う訳か」
むしろ、奴はそうする事で戦争を起こそうとした訳だからな。
「もし、堕天使と悪魔のトップがいきなりこの町で出くわしてしまったら、事態はもっと複雑になっていたはずよ」
確かに。
「しかし、どうしたものかしら…」
「……アザゼルの事ですか?」
「ええ」
「……やっぱ、俺の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を狙ってたのかな?」
コカビエルもアザゼルは稀少な神器(セイクリッド・ギア)を集めていると言っていた。
今回の接触もイッセーの神器(セイクリッド・ギア)を狙っての事なのかもしれない。
「そんなに深く考えなくても良い様な気がするけどね」
突然、兄貴がそんな事を言い出した。
「なぜ、そう言い切れるのかしら?」
「根拠はあるのか?」
「う〜ん、勘なんだけど、ただの悪戯だと思うんだ」
「それこそ冗談じゃないわ!堕天使の総督がそんな事で悪魔の縄張りに侵入するなんて、悪戯じゃすまないわよ!」
「でも、イッセー君を狙っていたのなら、もっと前に手を出していたと思うよ。コカビエルの
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