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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
会長
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大丈夫である



というわけで、ほぼすることがないため、俺は暖かな日差しの中で睡魔に身を任せるのであった













「はっ……!」


チャイムがなったため、目が覚めた。 どうやら、一時間目の山田先生の授業は終わりらしく、教壇で雑談的なことをしていた。 ちなみに居眠りはバレてない。 バレたら泣かれるのはマジ勘弁



さて、今から休み時間となるはずなのだが、当然今は最初の休み時間で、俺は今日編入してきた生徒。 しかも、世界で二人目の話題の人物である


チラリと廊下を見れば、いるわいるわ他の学年のお姉さん達。 その視線が全て俺を見ている



はっきり言おう。 すごく怖い。 いっちゃなんだが、前世ではコミュニケーション能力が少しばかり低かった俺である。 そして、注目されることには慣れていないし、好きではない


しかも、彼女達の目は、まるで出てくる獲物を待つ目だ


「……こんなんに耐えてたのかよ、主人公は……」


もう、尊敬しちゃう


仕方ない


俺は一度席を立つ。 それに会わせて、外にいたお姉さん達、加えてクラスメイトの女子が反応する。 そして、この原作の主人公、織斑一夏が、篠ノ之、オルコットをつれてこちらにやって来るのが見えた


だが、すまない。 今は相手にしてられる時じゃないんだ……!


ガラッと、俺は隣の窓を全開にして外をみる。 人はいない


外を見てキョロキョロしている俺を不思議に思ったのだろう。 すぐそばまで来ていた織斑が声をかけてきた



「なぁ、何して……」


「すまんっ! 今からお取り込み中なんだ!!」



そう言って俺は

窓枠に片足をかけると




勢いよく飛んだ




「「「「ええええぇぇぇぇぇええぇぇぇぇ!?!?!?」」」」



落下中、1組から驚きの声が響き渡った。


ごめん、俺、この作品嘗めてた。 主人公、鈍感でハーレムとか死ねよとか言ってたけど、これすげぇわ。体験して分かる



俺なら、逆に精神を病む自信がある。 これなら、神様にそこんとこ治してもらえばよかったといまさらの後悔である



「と、とにかく、この休み時間だけだも凌ごう…」


ちょうど、登ってやり過ごせそうな木を見つけたため、アサシン特有の身のこなしで楽々登った俺は時計を見ながら、時間が過ぎるのを待つ


「ふぅ……ヤバイな。 これ」


「何がヤバイのかな?」


「ぬわぁっ!?」


急に後ろから声をかけられ木から落ちそうになったが、何とか踏みとどまって後ろの人物を見やった

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