その容姿が腑に落ちません!
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せん。
私の艦船時代に存在していた潜水艦には、艦載機を搭載する潜水空母なんて普通に存在していましたから。もし、相手が人型航空戦力搭載の潜水艦だった場合、第1機動艦隊の艦載機が艦隊防衛をするには相手が悪過ぎます。
まだ艦隊防衛を私の艦載機に任せて、一航戦と二航戦の艦載機を敵棲地の制圧に回す方が建設的です」
私の艦載機全機発艦発言に驚きの声を上げた足柄さんと島風ちゃんに、私は新種の敵潜水艦型深海棲艦の可能性を告げると、そのまま後腰に掛けている矢筒から矢を次々と取り出し、曇天が覆う空へと発艦させた。
そして、各艦隊に直掩機を出してから十数分後。私達は敵棲地に到着し、敵深海棲艦との艦隊戦に突入した。
まず、最初に私が対潜ではあまり役に立たない八式弾を使って敵航空戦力を殲滅。この時使った八式弾ミサイルの数が36発だったということもあって、航空戦力だけでなく敵艦隊の艦船装甲にもダメージを与えた。
その後、間髪入れずに高性能レーダーで補足していた空母の数――10発の【ウォンバット】を発射。敵空母の艦載機発進口を破壊した。
ちなみに【バリアント】と【スレッジハンマー】、飛行爆雷は使わなかったのは私の装備で対潜攻撃ができる数少ない武装だからだったりする。新種の潜水艦を相手する時の為、対潜攻撃が可能な兵装は温存しておかないとね。
……とは言ったものの、本当に新種の潜水艦型深海棲艦なんているのかな?私のレーダーに反応している深海棲艦は全て目視で確認ができてるけど、新種っぽい深海棲艦は1隻もいない。
一応、私の艤装に標準装備されているレーダーは中間圏から飛来するMSであっても感知できる高性能機。しかも、水中の深海棲艦も感知できることは既に確認済み。索敵範囲は水上より短いけど、それでも半径40km。
そのレーダーに反応がないということは新種がこの棲地から撤退したか、第3艦隊の見間違いだったかのどちらかになる。……どちらにせよ、新種がいないのであれば兵装を温存しておく必要はない。
私がそんなことを考えていると海中から14もの飛来物が飛び出し、第3水雷戦隊がいる海上に向かっていった。あれは―――
「飛行爆雷!?ッ!!」
「タケミカズチさん!?どこに――」
私は海中から飛び出した物体の正体に気付くや否や、羽黒さんの質問に答えることなく最大船速で第3水雷戦隊のいる海上へと向かった。
距離的には私の方が敵飛行爆雷の発射地点より第3水雷戦隊に近かったこともあって、何とか間に入ることができた。
「タケミカズチさん!?」
「爆雷攻撃が来ます!衝撃に備えて!!」
私は第3水雷戦隊の皆にそう告げると同時に、起動させていた【イーゲルシュテルン】で飛行爆雷を迎撃。全ての爆雷を距離的に10m前後離れ
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