四十四話:守るべき大切な者
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待つルドガー。
『別に、ただ単に少しだけ、本当に少しだけ見直したってだけよ』
『見直すって……俺の評価って最初から下なのか』
『人の世界を騙して壊した嫌な男から、人の世界を壊した男に上がっただけよ』
『…………』
それだけ言い残して、振り返りもせずにエル達の元に行くミラの背中をルドガーは何も言えずにただ寂しげに見つめる事しか出来なかった。そんな様子を見ていたイッセー達もミラが悪いのではなくルドガーが全面的に悪いために酷く複雑な思いで見つめる事しか出来なかった。ただ一人黒歌を除いては。
「……何だか微妙に良い雰囲気が流れたのが気に入らないにゃ」
彼女は二人の関係に嫉妬すると同時に警戒していた。
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