六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
その魔法、ニルヴァーナ。
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きっと天界でジジイが頭抱えて唸ってるぜ。久しぶりに会いてえなぁ。
「そのニルヴァーナが起動したらあたし達みんな悪人になっちゃうの?」
「それだと闇ギルドの連中はいい奴らになっちまうぞ。」
嫌だけどなあ、そんな世界。
「そういうことも可能だとは思う。でもニルヴァーナの恐ろしさは、それらを意図的にコントロールできてしまうんだ。」
「そんな!」
「例えば、ギルドに対してニルヴァーナが使われた場合、仲間同士の躊躇ない殺し合い…他ギルドとの理由ない戦争、そんな事が簡単に引き起こせる。一刻も早く止めなければ、光のギルドは全滅してしまう。」
その言葉に、全員が身震いする。いくら神の体と能力を手に入れたところで精神感応系の魔法、それもそこまで大きい魔法なんかには当然抗えない。脳みそに直接術式を書き込まない限り無理だろう。
「あれ!見て!!」
突如ルーシィが叫ぶ。指差した方向を見ていると、イカダの上でナツを氷の槍で刺し殺そうとしてるグレイの姿が。ってやべえじゃん!
「光皇輝閃!!!」
ビィィン!!!
金色のレーザーを放ち、槍の先端を消滅させた。
「なにしてんのよグレイ!!」
「であるからしてもしもし!!」
さっき出した星霊と一緒に追いついてきた。馬なのか人間なのかはっきりせい。
「ルー…シィ……」
と、ナツ。え、なんであんな苦しそうなの?
「邪魔すんなよルーシィ。」
「え!?何これ、グレイが闇に落ちちゃったの!?」
「なんでお前がここにいる?向こうで戦ってたはずだが?」
多分だがな。
「グレイから見たフーガ…化猫の宿所属、謎の魔法を使う…なんだ、これだけか。」
「なが…流れてる……揺れる…揺れてる……」
「ナツ!今助けるよ!」
ピューー!!!とハッピーが飛んでいくが、
キィィン!
グレイに凍らされてしまった。
「オスネコ!」
「ハッピーに何すんのよ!」
「ハッピー、空を飛ぶ。運べるのは1人、戦闘能力なし…か。」
まだブツブツと呟いている。
「てめえ、本当にグレイか?」
なんか怪しいな。
「ルーシィ、ギルドの新人、ルックスは好み、少し気がある…」
「はぁ?な、なによ…それ……」
照れるなよ、おい。
「見た目によらず純情、星霊を使う…ほう、星霊ね。面白
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