第六章 颶風の巫女
〜夏休み編〜第1話 帰ってきた自分の街
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今は夏休み。
彼らーー上条、佐天、一方通行はお盆ということで一週間の学園都市への帰省が許された。
もちろん、精霊が出てくる可能性も否定はできなかったが……まあ、その時はその時で何とかすればいい話だ。
そんなカンジで3人は車に乗せられて、学園都市へと向かっていた。
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〜上条side〜
久しぶりに戻ってきた自分の寮が目の前にあった。
凜袮『ヘェ〜、ここが学園都市かぁ……変なロボットもいるし、不思議な街だね』
上条『そういや、凜袮はここに来るの初めてだっけ?』
凜袮『うん。できれば人間の姿でここに来たかったなぁ……』
上条『………そう言うなって。今更言っても仕方ないだろ?』
凜袮『そうだね。それより、自分の部屋に入らなくてもいいの?ここまで来たのに……』
上条『………上条さんは、あの暴食シスターからのお仕置きが怖くて部屋に近づけないのですよ』
凜袮『………それ、もうシスターさんじゃないよね?』
そんな会話を繰り広げながらも、階段を着々と登っていき、ついには自分の部屋の前まで来てしまった。
上条「(つーか、今思えばどうせお仕置きを食らうんだったら早めの方がいいよな?)」
そう思い、ゆっくりと目の前のドアを開ける。
上条「ただいまー……」
そこは、久しぶりの自分の家。家具の配置とかもほとんど変わっていなかった。
だがーー
ーーそこにインデックスはいなかった。
上条「…………あれ?」
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一方通行は公園のベンチでだらっとしていた。
正直なところ、数日間だけ戻ってまた出かけるという行為をすれば、打ち止めが何を言いだすか分からないのでこうするしかないのだ。
なのでこの数日間は上条か浜面の家に泊まろう、そう決めていた。
一方「(………コーヒー買いに行くか)」
彼は、ゆっくりとベンチから立ち上がった。
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佐天は久しぶりに自分の寮へと戻ったが、正直なところ寮にいても何も面白くない。一人暮らしなので仕方がないのだが。
そんなわけで彼女はあるところへ向かっていた。
もちろん、行き先は風紀委員第177支部。
御坂、白井、初春と久しぶりに会うために。
佐天は支部に着くなり勢いよくドアをバン!と開けた。
佐天「おっはようございまーす!」
だがーー
そこには誰もいなかった。
佐天「……………あれ?」
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ーーー
ーー
ー
その頃。
イン「どれもこれも美味しそうだね!やっぱり
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