出会い
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とプロトタイプのこのアームドアーマーVNってやつで造りてぇのがあるんだ。もらっても?」
「別にいいが…………三日以内に完成できるのか?」
三日以内?とカペルが首をかしげた、その時。
「カーディアス様ですか?エイブルズ中将の秘書ですが、先ほどの会談で受け取る予定のテストパイロットをお迎えにあがりました」
おかっぱに近い髪型をした、凛とした気品溢れでる連邦士官が立っていた。
「ああ、すまんな。カペル中尉、来てくれ!」
「なんだよ、カーディアス。今忙しいんだからまた後でに…………」
「貴方が今回亡命してきたというネオ・ジオン兵ですね?あなたとあなたの機体の性能試験などを共にすることになりましたフヅキ・ミカムラです。今からラー・デルスに来てもらいます。試験は戦争に介入する形で行ってもらいます」
「はいいぃぃ!?ちょ、カーディアス何考えてんだ!ていうか最近戦争なんて…………」
「貴方が寝ている間にグレミー派残党が、シャア派のネオ・ジオンに反旗を翻したんです。そこにいる我が軍の救援も兼ねて行いますので」
そのままさっさとついてこいと言うかの様に、そのままフヅキは歩き始めた。カーディアスはそっとカペルに耳打ちした。
「君のことは全て番外個体に聞いている。シャアの計画のこともな。エイブルズ中将にも話してみたが、全く信じていないようだった。戦争が起きている中域で、赤いMAを見たという情報が入ってきている。連邦が動かない今、君がシャアを止めることが出来るかもしれん。行ってこい」
「……!」
「あんがとよ…………もしそうだったら決着つけてくるわ。ああ、あそこに一纏めにしてあるパーツ持ってきて!あれもう、デルス内で組み立てちゃうから!」
そう言ってカペルはフヅキの背中を追いかけた。
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