暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
コラボ編 Cross over the various world
Story-cross1-11 必中vs剣舞
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しばらくの間、フローラとリオンのソードスキルによる競り合いが続いていた。

HPはじわじわと削れていき、フローラは残り5割、リオンはあと4割まで減っていた。


――近距離で攻めてもすぐに押し返される……どうすれば…………!

――HP残量はこっちの方が下……麻痺毒で一旦封じるか


リオンがスナップスローでピックを放ってきた。

「…………!」

フローラはそのピックへの反応が遅れた。


ビシュッ

フローラの髪の毛を結んでいたピンクのリボンが切れ、髪の毛がバサリと下りた。

幸いにも、麻痺毒にはかからなかったようだ。

「はぁぁぁぁ!!」

フローラのラッシュ攻撃がここから始まる。

剣舞スキル突進技〔ペネトレイトバースト〕でリオンを後方に吹っ飛ばすと、今度は片手剣スキル突進技〔ヴォーパル・ストライク〕でもう一度接近。

「くっ…………!」

リオンは左手でピックを放つがフローラは手に持った剣で受け流す。



シャオンとリオンは二人とも、フローラの姿に見惚れていた。

――美しくて、それでいて華麗な剣…………強い

――フローラってあんな戦い方出来たっけ…………?
『剣の舞姫』その名は伊達じゃないってことだな。とても綺麗だ


フローラはいつの間にかリオンの背後をとっていた。

「いつの間に!?」

――今さっき。私はシャオン君じゃないけど……今だけはシャオン君みたいに……!

「咲くは大輪、響くは清音! ブロッサム・ピュアトーン!」

剣舞最強の25連撃技〔ブロッサム・ピュアトーン〕



美しくも強いフローラの渾身の技は、リオンのHPを削りきったのだった。




勝負の終わりと同時に、端にいたシャオンが駆け寄る。

「お疲れ、フローラ、リオン」

「いろいろ投げてくるから大変だったよー」

「おれも、自分のペースに持ち込めなくてとてもきつい戦いだったな」

「とてもいい勝負だったよ。お疲れ様。

じゃ、帰ろうか」


3人は闘技場の真ん中に出現した青い渦から元の場所に戻った。
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















その後、道端にいたプレイヤーに写真を撮ってもらっていた。


そして、別れの時。


「行くのか」

「ああ。まだ別の世界が待ってる」

「結構楽しかったな」

「私たちも楽しかったよ」

「じゃあ、またな」

シャオンとフローラが手紙を掲げると、二人は別世界へと転移した。


その場に残ったリオン。

「蒼藍の剣閃シャオン
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