オレサマオマエラマルカジリ
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。だがなくそじじい飯くらいは用意してやれや!こいつら殺す気か!
「厨房借りるぞ。こんな飯食えるか!」
なんか後ろでいろいろ聞こえるけど知ったことじゃねぇ。一日の楽しみが毎回これとか死んだ魚のような目になるわ。
「えっと、小麦粉、牛乳、コンソメもあるじゃねえか。他に野菜とか鶏肉もあるなら全然問題ないな。ホワイトシチューにでもするか」
日本式の調味料がないのが残念だけど、それはおいおい仕入れたいな。そろそろ日本食が食いたい。
さて、いっちょやりますか。
そんなこんなでホワイトシチューが完成した。我ながらなかなかの出来栄えだと思う。
「ほれ、出来たぞ」
食卓に鍋ごと持ってきた。
「おいしそう」
デュリオの言葉にジークも反応しごくりとつばを飲み込んだ。
「さて、ついでやっから器貸しな」
俺は二人の器にシチューをよそい自分のにもよそった。
「んじゃあ、いただきます。あ、固いパンはシチューにつけて食えよ。じゃないと歯を悪くするぞ」
「「いただきます」」
二人が口に料理を運ぶ。
「おいしい」
ジークがポツリとつぶやいた。ジークは続けて言った。
「生まれてきてからこんなにうまいものを食べたことはない…」
「俺もだよ」
え、何この雰囲気。
「こ、これぐらい普通だろ?大げさだな二人とも」
「普通か…以前にいた施設ではこんなもの出されたことなかったっすよ」
「これが普通なのか…普通とはいいものだな」
重い、雰囲気が重すぎる。何でこの二人こんなに悲しみ背負ってんの?無想転生でもするの?やっぱりこの物語の人たち人生ハードモードすぎるよ。そりゃジークに至ってはぐれるよ!世の中に悲観してテロリストに入っちゃうよ。
「い、いっぱいあるから好きなだけ食えよ」
「「おかわり」」
結果的に結構作ったはずのシチューがあっという間に空になったでござる。
「これからは、俺が料理担当するから。いいな?」
「「異議なし」」
俺ここに何しに来たんだろ?修業しに来たんだよね?
「掃除洗濯もお前ら無理そうだから、ある程度俺がやるけど、とっとと覚えて手伝えよ」
俺の言葉に二人は頷いた。
「フリードちんってお母さんみたいだよね…母親いなかったからわからないけど」
「たぶんそうなんだろうな…」
「お前ら自分で言って勝手に落ち込むなや。めんどいぞ。じゃあ、皿洗って寝るぞ」
俺はその後食器を片付け寝室に行ったわけだが…
「ベット埃かぶってんじゃねえか」
まさか、あいつらのもか?というか、ハウスキーパー仕事してねえだろ。
「というわけで、突撃!隣の寝室!」
めんどいからカットだよカッ
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