オレサマオマエラマルカジリ
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させてしまったぐらいつらい。よく見たら二人とも完全にポカン状態だったわ。よく考えたら日本以外でこのネタ通用しねえじゃん。そろそろ後ろの爺さんからの視線がやばいので真面目にしよう。
「はい、今までのは冗談で、フリード・セルゼンって言います。ハッピーうれピー よろピクねーーー!」
「「あ、はい」」
この二人、完全に俺のテンションについて置いてけぼりだな。
「今日は特に授業もない。3人で少し友好を深めるといい。私は一度教会へと戻る。二人ともフリードを寮へ案内してあげなさい」
そういって、じいさんは去って行った。そして、フリーズから戻ってきた二人が話しかけてきた。
「改めてよろしく。僕はジークフリートだ。ジークと呼んでくれ」
ジーク!ジークフリートさんじゃないか!そういえば、作中でも書かれていたけどフリードと一緒の戦士育成機関出身だったな。ある意味原作通りだな。
「俺はデュリオ・ジェズアルドっす。よろしく。フリードちん」
あれ?デュリオもいるの?俺この二人に混ざるの?俺浮きまくるんだけど弱さ的な意味で。
「そういえばさ、さっきのあれ何?」
不思議そうにデュリオが聞いてきた。
「第1印象が大事だと思ってぶっとばした結果だけど」
「その結果、空回りしたと」
そうですよ、ジークさん。悪い?
「まあ、いいじゃないか。とりあえずこの施設の中案内するよ」
「頼んますわ」
俺はデュリオの厚意を受けることにした。
この施設は案外広く、訓練場や食堂、その他もろもろたくさんあった。正直これいるのか?と思うのもあった。因みに食堂はあるものの自炊らしい。意味ないよね?
「今日は授業もないみたいだし、寮に行こうか」
続けて、寮に案内されることになった。寮はまあそこそこの大きさだった。部屋は個室だった。だけど、管理人はいないらしい。ということは…
「なあ、掃除は?」
「週一くらいでハウスキーパーの人が来るかな」
週一だと!?毎日掃除しろや!
「そろそろ晩御飯の時間だし、食事にしよう」
飯か、腹減ったしちょうどいいな。
「で?」
「で?とは?」
俺は出てきた食事に驚愕していた。
「おい、この固いパンと色の薄いスープみたいなものが晩飯なわけないよな?冗談だろ?」
「ははは面白いことを言うね、フリードは。晩御飯だよ」
クソッ!メシマズだからけか、ここは!俺?出来るよ一人暮らし長かったし趣味でもあったからね。
「というか、なんで自炊なんだよ!?意味分からんぞ」
「先生の方針でなるべく身の回りのことは自分たちでできるようにしてるんだ。一応教わったんだけどね」
まあ、その方針は百歩譲ってありだとしよう
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