暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜閃光を纏う傭兵〜
第4話 宇宙のデブリ
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する!」

コンソールを押し出して発進させる。10基のソードドラグーンとエールストライクの改良型バックパックの他には、腕に固定したタクティカルアームズ、『ソードアーム』を追加している。

「相手は………アヘッドサキガケか」

ガンダム00でミスター・ブシドーが搭乗する機体だ。確か射撃武装は無いとは思うが………。

「っ、トライパニッシャーか。機体愛を感じるな」

ここでスサノオで良かったのではないかとは思わない。あのフォルムが好きなガンプラファイターなのだろう。多分。きっと。

振るわれたGNビームサーベルを躱し、ソードドラグーンを射出する。

「食らいつけ、ドラグーン!」

縦横無尽に動き回るソードドラグーンは全方位からサキガケへと殺到する。が、相手も中々の技量なのかビームサーベルやトライパニッシャーで弾き、破壊していく。

しかし、10基による全方位攻撃は厳しいものがあったようで、避けきれずに右手を切断された。

「もらった??」

2つに分離させて両腕にマウントしたタクティカルアームズを振りかぶり、大振りで斬りかかる。

その隙だらけの体勢に勝機を見出したサキガケは、被弾を覚悟で胴体を一閃しようと身を屈めたのが見える。

しかし、それも予想していた。タクティカルアームズをパージし、その勢いのまま投げつける。

『っ??』

フェイントの投擲で両肩を破壊された相手は動揺し、体勢を崩す。

「終わりだ」

サキガケのコックピットに腰から抜き放ったアーマーシュナイダーを突き立てる。ガンプラである為コックピットを攻撃することに意味は無いが、サキガケは戦闘能力を失い機能を停止した。



『Battle End』

機械的な音声が流れ、勝利を宣告される。

「まだ、いまいちだな………」

火力、機動力、粒子放出量とアルケーツヴァイに比べれば3分の1にも満たない。あれと比肩しうる機体は、俺が作るには厳しいのかもしれない。

「けどあれを使うのはなぁ………」

アルケーを使うのはかなり躊躇う選択なのだ。何しろあの機体を使う時だけ人格が変わるのだから。

(つれねぇこと言うなよ。もっと戦いに純粋になりやがれ)

「ピュアに機体を破壊したらただのゲスだろ………」

頭の中から聞こえてくる声に思わず突っ込んでしまう。俺が一人でぶつぶつ言っている光景は、側から見れば痛いやつに見えるかもしれない。

(細けぇことは良いんだよ。強くなきゃガンプラ学園の奴等に抜かされるぞ)

「アドウとウィル、それにスガ。あとシアもか」

仕事でガンプラ学園を訪れた際に出会った同期。生きる為にガンプラバトルをやってきた俺はアドウをねじ伏せた。しかし、あいつや戦わなかったウィ
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