SEED編 旅立ち
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う事で来ていた彼女だが、何だかんだで彼女も並の人間ではてんで相手にならない実力を持つ剣士だ。P・T事件でほとんど出番が無かったから、あまり強い印象が無いのだが……。ま、シグナムの相手には十分過ぎる……というか魔導師を瞬殺した恭也みたく、騎士が相手でも凌駕するんじゃないか? 御神の剣士、底が知れないな。
この後も休憩を挟んで、なのははヴォルケンリッターの騎士それぞれと個人戦を行っていき、合間合間に俺や美由希がシグナムやザフィーラと組手や試合を行ったりした。そして今日の実戦訓練はかなり濃密な内容でこなされ、最も試合をしたなのはは結界を解除する頃にはぐったり疲れきっていた。彼女が努力家なのは認めるが、あまりやり過ぎないようにしないとな。
「………」
っと、どうやら俺に客人のようだ。はやて達に一言告げてから、俺は八神家から少し離れた場所に移動すると、例の夜に会った“二人”が現れた。
「今度は仮面をつけて変装しないのか?」
「あなたのおかげで必要なくなったからね、本来の姿で来たよ」
「まさかあなたが闇の書の中身を取り込むなんてね……ほんと、イレギュラーにも程があるわ」
リーゼロッテにリーゼアリア、彼女達がここに来たという事は、十中八九次元世界社会における闇の書の後始末だ。はやてには悪いが、しばらくの間遠出をする必要があるな。
「お父様がね、あなたと会って話がしたいって」
「そうか、そろそろ来るだろうと予想はしていた」
「出来れば早めに行きたいんだけど……大丈夫?」
「はやて達に一言伝えてからなら問題ない。あと、転移も必要ないぞ? 俺のバイクでミッドチルダへ飛べるからな」
「何気に凄いね、こっちの技術もそこまで高性能なバイクは作れないわよ」
「どうやって手に入れたのか知りたいけど……あれ大事なものなんだよね? 誰かの贈り物だったりするの?」
「……ああ」
ただ、八神家に置き場が無いから今は月村家……というか月村すずかに預けている。月村忍には解体しない様に釘を刺しているし、すずかにも姉の監視を頼んでいるから大丈夫だろうとは思うが……。
「じゃあミッドに来た時はこれで連絡して。案内するから」
「そうさせてもらおう」
通信機を渡して要件を伝え終えたリーゼ姉妹は、来た時と同じように転移で一瞬の内に姿を消した。本当にそれだけをしに来たって感じだが、ともかく俺はしばらくの間、地球を離れる事になりそうだ。
まあ、ミッドに行けば、フェイトとアリスの様子も見られるだろう。それはそれで楽しみか。
そうして八神家に戻ろうとした時、前にお守りを爆散させた神社の巫女と会った。そこまで時間が経っていないはずなのに、凄く久しぶりな気がした。なお、前回会った時はアリスが憑りついていたが今
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