大人の事情と祭り(ルパン三世2nd/名探偵コナン/オリキャラ)
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也は未だに鳥居について話しているのだが、「じゃぁ、揃ったところで行くとしようぜ」とルパンが言ったので、屋台を回っていく。
「次元ちゃん、アレやろうぜ!」
ルパンが『金魚すくい』と書かれた屋台を指差す。
世良とコナンなら可愛げがあるのだが、ルパンと次元では画になるのかとふと恋也が思う。
「冗談はよせ。俺たち2人が金魚すくいしてる図なんて誰が見たがるんだ?」
「僕が見たいさ!」
次元の言葉に世良が両手を腰に手を当てて言った。
にぃ、と言う笑みが一番似合うだろう。
無邪気に笑みを浮かべて頭の後ろで手を組んでいる。
「やってみても損はないだろ?」
世良は笑みを崩していなく、隣でコナンが苦笑いを浮かべているのだ。
「あのさ、俺の金でやろうとしてるだろ」
そう言えばと恋也が口を開き、ルパンがバレたかという表情を浮かべていると恋也に笑みを浮かべられながら「たこ焼き30個」と宣言され、ルパンは止めてくれと両手を合わせて謝罪していたのである。
その光景は意外にシュールだ。
**
金魚すくい、文字にしてしまえば金魚をすくうのだが、金魚をすくう行動を見ていると、誰が1番初めに考えたのだろうかと思ってしまう。
本気でルパンと次元が金魚すくいをしている光景は滅多に見られないだろう。
「I do not miss the take that I aimed at.The master thief who strikes everywhere at once――It is Lupin the Third」
「Yes, therefore?」
狙った獲物は逃さない、神出鬼没の大泥棒――それがルパン三世。
うん、だから?
何故か急に英語で話し出したルパンに恋也が英語で答える。
勿論その場に居た全員が英語を日本語に訳せるのだが、独り言の様にも聞こえたのだろう。
恋也以外誰も何も発さなかった。
「おじさん、さっきから一匹も取れてないよ」
「うるせぇな! 金魚なんて盗った所で嬉しくねぇよ!」
今のところ次元が3匹、ルパンが0匹、コナンが3匹、世良と恋也は不参加という状態だ。
といっても、ルパンはもうとっくに終了しているが。
子供に紛れて大人が金魚すくいをしている所を、カメラに撮っても良かったのだが、世良がいるため、からかう用に写真を撮れずにいる。
ルパンは1匹も取れない事に不満なのか、頬杖をつきながらコナンと次元の勝負を見ている。
世良はと言うとニヤニヤしながら上から眺めている。
「ルパン三世も金魚には敵わないのか」
良い情報を手に入れたと言う表情を作っている世良に恋也は
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