大人の事情と祭り(ルパン三世2nd/名探偵コナン/オリキャラ)
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なくて今捜しているそうだ。
普段あれだけ目立つ格好をしているのだから、すぐに見つかるだろうと思っていつつも、どうも目立つ連中が居なくて辺りを見渡す。
けれど周りには家族連れや、恋人達で、待ち合わせをしている人物ではない。
「どうだった?」
世良がコナンに尋ねる。
コナンは無邪気な顔で「出来るだけ早く向かうって。10分経っても来なかったらまた連絡してって」と電話内容をそのまま伝えた。
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「んで、その【赤い鳥居】はどこにあんだ?」
「それが分かれば苦労はしない」
次元の問いに恋也が答える。
待ち合わせの時間が近付いたので、待ち合わせの場所に向かおうとしていたのだが、【赤い鳥居】が見つからなく、ずっと捜し続けている。
大体20分ぐらいが経った頃にコナンから連絡が入り、できるだけ早く向かうと告げたのだが、全くもってどこにその鳥居があるのか分からずにいる。
「そこにあるじゃないの」
ほら、とルパンが【赤い鳥居】を指差した。
「どこに?」
指を差した所を恋也が目で追うと、確かに【赤い鳥居】があった。
古びていて、朱色というわけでもなく、そろそろ剥げてきそうで、雨風に晒されていたのだろう、黒ずんでいる鳥居があった。
地上から30cmぐらいの高さで。
「……誰も小さいとは思わないな」
恋也が呟いたことにコナンが気が付いたのか、世良と話していた途端振り向いた。
「あ、やっと来た。久しぶり、パパ!」
「パパって呼ぶな!」
「パパ!?」
次元と世良の声が重なった。
次元はコナンに『パパ』と呼ぶなといつも通りに言い、世良はコナンが次元に対して『パパ』と呼んでいる事に驚いている。
「コ、コナン君……、この人が君のパパなのか!?」
世良は次元を震える指で指差しながらコナンに尋ねている。
「前に親子の振りして事件を解決しただけだよ」
世良の問いに何でもない風にコナンは答えた。
暫くそのやり取りを見ていたルパンと恋也は、赤い鳥居の方に興味がいき、小さい鳥居を色んな角度で見つめて「何でこの高さなんだ?」とか「よく踏まれなかったな」など言っていた。
「それよりおめー、コイツは誰なんだ?」
「あ、そうそう。パパに会いたがってた世良の姉ちゃんだよ」
次元とルパンと世良は初対面なので、まず紹介が先だろうと次元に会いたがっていた世良の『姉ちゃん』と女の子である事を伝えつつ、世良に対しても次元の事を簡単に説明した。
「へー……、コナン君と事件を解決したって事はやっぱ賢いのか?」
興味深々に次元の事をコナンに聞いている辺りはいつのも世良のようで、ルパンと恋
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