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ルパン三世シリーズ×オリキャラ
大人の事情と祭り(ルパン三世2nd/名探偵コナン/オリキャラ)
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る、だが「何でとっつぁんと祭りに行くの! 楽しくないでしょ!」と文句と一緒に。

 恋也は溜息を吐きながら、端末の中に入っている連絡先をぼんやり眺めつつ「俺と行っても楽しめないと思うけど……」と呟く。
 ルパンは関係がないのか「不二子ちゃんも五右ェ門ちゃんも予定あるから、次元ちゃんか恋也ちゃんしか居ないのよ」と跪いた。
 どこの夢物語だと、次元が零していたのだがルパンは気にすることなく恋也を祭りに誘おうとしている。

「俺が行ったら、コナン君誘うけど?」
「ガキンチョ誘うのか?」
「何か不満か?」

 恋也の獲物を逃さないという笑みにルパンは負け、首を横に振り恋也が江戸川コナンに連絡をしているのを暫し聞いている。
 コナンは特に用事がなく、祭りに参加すると言うが条件付だった。

『パパも連れて来てねって世良の姉ちゃんが……』
「世良が?」
『一度見てみたいんだって』
「まぁ、引っ張り出してでも連れていくしかない、か……」
『じゃまた後で』

 傍に世良が居たのだろう。
次元も連れて来いと言うのだからよっぽど世良が次元に興味を持ったのだろう。
 推測しか出来ないが、世良も来るなら連れて行くしかない、恋也は簡単にそう思う。

「コナン君いけるって。あ、あと、次元も来いって」
「はぁ!?」

 次元のボルサリーノがずれて普段見えない次元の目が見える。
やはり驚いているのだろうか、目を見開いている次元に恋也は笑みを浮かべ「とっつぁんに捕まるか祭りに行くか、どっちが良い?」笑みの明るさは黒かった。

 **

 脅されて脅してを繰り返してはルパン、次元、恋也の3人は雰囲気作りだとルパンに言われ浴衣を纏った。
 ルパンは淡い赤の無地、次元も灰色の無地だった。
恋也はというと、同じく無地で緑の浴衣を羽織っている。

 現地集合としており、目印は【赤い鳥居】。

「さーて、集合時間まで遊ぶぞ次元!」
「元気だなぁ」
「そうだな」

 ルパンは1人ではしゃいでいる(いつものこと)が、次元と恋也ははしゃぐというより、ルパンの行動を傍観している。

 コナン達からしてみれば距離があるだろうこの場所も、夏の雰囲気が出ており、辺りにはちょうちんが飾られ、太鼓や尺八などで奏でられている音楽が流れつつ、数々の屋台と数え切れない程の人で賑わっていた。
 何人か恋人同士で来ている組や、学生の集り、親子で祭りに来ているのを見かける。
 周りが周りなので、自分達が浮いている感がハンパないと感じてしまう。

「じげーん、こっち来て見ろよ! 射的あるぜ」

 ほらほらと手招きをしながらルパンは射的の屋台の前で止まっている。
祭りなの
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