暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0923話
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炎龍って強いわよぉ?」
「それ程難しくはないさ。幸い機体もある」

 ロゥリィにそう返し、エアカーを道端で止める。
 そのまま運転席から降りて、一応念の為にスレイを運転席へと移動。
 脳裏に浮かべたリストから、サラマンダーを選択。
 次の瞬間、俺の隣にはファイター形態のサラマンダーの姿があった。
 炎龍に対してニーズヘッグで挑むか、サラマンダーで挑むか迷ったんだが……やはりここは火蜥蜴のサラマンダーだろう。
 炎龍と火蜥蜴。普通に考えれば、どう考えても火蜥蜴……すなわちサラマンダーの方が位負けしている。だが、それはあくまでも名前だけだという事を証明してみせよう。

「うわぁ……帝国軍との戦いでも見たけどぉ、貴方達ってちょっと信じられないわよねぇ」

 いつもの口調では驚いているようでいながら、表情にはそれが現れていないロゥリィをそのままに、コックピットへと乗り込む。

「一応大丈夫だと思うが、何かあったら対応を頼む」

 コックピットを閉じる前に念の為に3人へと告げ、そのままサラマンダーを起動させていく。
 熱核反応タービンから変更された時流エンジンが起動し、サラマンダーの機能を次々と目覚めさせていく。
 だが、その少しの間にも炎龍は森へと向かって炎を吐いては、地上へと向かって降り立ち、すぐに空中へと戻ってくる。
 地上に降りて何をしているのか。それは考えるまでもないだろう。恐らくはエルフをその胃袋へと収めて空腹を満たしているのだ。

「サラマンダー……出るぞ!」

 全ての機能が起動したのを確認し、テスラ・ドライブの効果で空中へと浮かび上がる。
 そのまま速度を上げて、森の方へと進むとものの数秒で炎龍の近くまで到着する。
 向こうでもこちらを確認したのだろう。ジロリと爬虫類染みた視線でこちらを睨みつけると、大きいだけにいい餌だと判断したのだろう。森から離れてこちらへと向かってきた。
 その意地汚さがお前の致命傷だ!
 急速に距離が縮まっていく中でトリガーを引く。次の瞬間、機首に装備されているビームバルカンが放たれ……炎龍の尾へと突き刺さると、尾の半分程が千切れ、地面へと落ちていくのだった。
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