もしも4人目がミユキさんだったら
武器提供キュアスティック
第14話
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桃園家ラブの部屋
「ラーーーブ。」
「ハーーーイ。」
「ミーーキ。」
「ハーーイ。」
「祈里。」
「ハーーイ。」
「シフォン、わいは。」
「タル〜ト。」
「言うてくれたねん。うれしいで。」
「スルスルスル。」
「ラブ、ジュースとお菓子持って来たわよ。」
「おかあさん、ありがとう。」
「まあっ、この子しゃべったわね。」
「お母さん、ビックリしたでしょ。」
「いや、尚子さんから話を聞いてるわよ。黄色いピックルンに通訳アプリが入っていることを。」
「もう、ママの間でも知られているのね。」
「私はこれで失礼するわ。」
あゆみは部屋から去った。
しばらくして、シフォンがピックルンのことについて話をし始めた。
「キィーーーッ。」
「キィーーーッ。」
「ねえシフォン、ピックルンの種類分かる。」
「ピルン、ブルン、キルン、アカルン、偵察用テルン。」
「ピルンってピンクのピックルンのこと。」
「うん。」
「キルンって黄色いピックルンのことだよね。」
「うん。」
一方
部屋を出たあゆみのリンクルンに着信が入った。
「もしもし、ティラミスさん。」
「わしじゃよ。ティラミスじゃよ。不審者が庭に侵入しているぞい。」
「エッ、そうなの。ありがとう、ティラミスさん。」
通話を切った。あゆみはモップを持ち出し、庭へ向かった。
再び、ラブの部屋では
「ブルンって、まだ出て来ないよね。」
「うん。」
「ミキタン、大丈夫よ。そのうち手に入るから。」
「テルンって。」
「ていさつようせい。」
「空飛ぶ防犯カメラみたいな妖精やで。」
「そうなの。と、言うことは、ラビリンスの不穏な動きを見張ってくれる妖精なの。」
「うん。」
「もう1つあったわね。」
「アカルン。」
「アカルンなんていたやろか。」
「ア、アカルン。」
「赤いプリキュアなんていなかったよね。」
「アカルンって4人目。」
「うん。」
「そうらしいねん。スウィーツ王国は、他の色でもピックルンを仕立てる能力があるねん。」
「そうなの。」
「では、5人目、6人目なんて言うのも可能なのね。」
「ヘエ。」
「ねえ、通訳アプリで屋根の上にいるすずめたちを話しかけてみよう。」
「そんなことできるの。」
「チュンチュンチュン。」
「キィーーッ。」
「どうなの。」
「大変よ。庭に怪しい大男がいるって。」
「大男。」
「ウェスターよ。」
桃園家の庭
「バシン。」
「ウギャアーーーッ。」
「ドロボーーーッ。」
「イテーーーーーッ。」
「バシン、バシン、バシン。」
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