52いざ、ミッドチルダヘ
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俺はなのはさん達が帰った後、直ぐにグレモリー眷属、ヤマト眷属、イッセーをリビングに集まらせた
「旅にでるでって!?」
「あぁ、そうだ」
旅にでると言った俺に全員が驚いていた
「いつ、出発するの?」
「明日の朝だ」
また、皆驚く
「それは、また、急ですわね」
「今さっき決まった事だからな」
声のトーンが低いリアスが言う
「さっきの三人組と何かあったのね?」
「あぁ、これを見てくれ」
俺はなのはさんにもらっておいたオウガテイルの映る映像を見せる
「これは、一年前からなのはさん達の世界に現れたモンスターの映像だ。姉さんとオーレは分かったかな?」
「「オウガテイル……」」
「そう、かなりいじってあるけどオウガテイルなのは確かだろう。確証に通常魔法は歯が立たず倒せても霧となり翌日には復活してしまうらしい」
オーレを助けた戦闘を見ていた奴らは俺が瞬殺してしまったからよくはわかってはいないだろう
「それで、彼女たちはヤマトに助けを頼みに来たと?」
「あぁ、そうだ。俺達を助けてくれた恩もあるから、今度はその恩を返したいと思ってね。今回の頼みを受けてきたんだ」
俺はなのはさんに命を救われた、命の恩人の頼みを断ることはしないし出来ない
「もう、勝手にしなさい!」
怒りながらリビングを出て行くリアス
「リアス…………」
かなり怒ってきる……それに心で悲しんでいるのが痛いほどわかった
「一年は戻って来れないと思う」
「旅の事は後で聞きます。ヤマト先輩は今しなくちゃいけないことをしてください」
白音……そうだな、今はリアスの事だな
「ごめん、皆。行ってくる」
そう言い、俺はリビングを出て行く
◇
「ヤマトだけど、入って良い?」
俺はリアスの部屋の前にいた、リアスと真面目に話をするためだ
「………」
部屋の中からの返事は無い
「壁越しになるけど、聞いてほしい。今まで構えなくてごめん。白音を奪ってごめん。リアスが泣いていることに気づかなくてごめん。五年前にも戻ってきたときにも守ると約束したのに破ってごめん。自分勝手でごめん。」
「………」
「なんか、謝ってばっかりだね、それでも、僕は謝ることしか出来ない」
部屋の中からすすり泣く音が聞こえてくる
「ごめんねリアス。リアスの寂しさをわかろうとしないで………」
「それは……私が………」
「こんなダメな俺が、リアスの夫として仲間として隣に立つのは失格だよね……」
これで、俺達も終わりか、短い結婚生活だったな
「リアス、最後に言わせて……」
「ヤマト………?」
「心の底から大好きだよ」
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