暁 〜小説投稿サイト〜
タケミカズチ、抜錨します。
暁の水平線に勝利を刻むのだ!!
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ことを考えていると、私の横で睦月ちゃんと吹雪ちゃんが話をしていた。


「ねぇ、睦月ちゃん」
「何、吹雪ちゃん?」
「第8機動艦隊って、タケミカズチさん合わせて4人しかいない艦隊なの?」
「吹雪ちゃん、それは違うっぽい」
「夕立ちゃん?」
「第8機動艦隊は実際の所、タケミカズチさん以外に固定された艦娘がいない部隊で、艦隊を組む時はその時手の空いている艦娘が一時配属される様になってるっぽい。今日組んでるのは、重巡の足柄さんと羽黒さん。私達と同じ駆逐艦の島風ちゃんっぽいね」
「えっ!?……そんなので連携とか大丈夫なの?」
「タケミカズチさんは単艦で5個艦隊と渡り合える艦娘だから、艦隊戦って言う意味じゃ他の艦娘と組む必要性は実際の所あまり無いっぽい。それでも艦隊を組むのは、不意を突かれない様にする為の護衛役が必要だからっぽいよ」
「そうなんだ、やっぱりタケミカズチさんって凄い人なんだね」
「あの人が単艦で挑めないのなんて、鬼か姫級の深海棲艦だけっぽいしね。って、そんなことより作戦内容をちゃんと聞いておかないと駄目っぽい」


ちゃんと聞いておかないと、次元覇王流の門下生は帰還後にタケミカズチさんからお仕置きという名の組手をさせられるっぽいし。


『秘書艦の長門だ。本日、第4艦隊が遠征中に深海棲艦と遭遇し、その際に敵棲地を発見した。この鎮守府沖海域を制圧しようとしている艦隊の棲地であることは間違いない。これよりそこを強襲する!
布陣は第1機動艦隊が航空戦力を以って敵棲地を強襲。第2支援艦隊はこれを援護。第3水雷戦隊はこれらの主力の前衛として警戒に当たって貰う。
また、敵艦隊には新型の潜水艦型と思しき深海棲艦が確認された。性能が未知数である為、この深海棲艦の相手は第8機動艦隊にして貰うこととなる。いいな。
本作戦の目標は鎮守府周辺海域における深海棲艦の脅威の排除、及び海上護衛航路の確保にある。各自、心して作戦に掛かって欲しい。慢心は禁物だ。
……では、第3水雷戦隊から先行して出発!暁の水平線に勝利を刻むのだ!!』


長門秘書艦の作戦説明が終わると同時に私達第3水雷戦隊は、海と繋がった艤装が保管された出撃用船渠へとリフトで移動。で、そこに着くまでの過程の間に、私は吹雪ちゃんの様子がおかしいことに気付いた。


「吹雪ちゃん、どうしたの?調子でも悪いっぽい?」
「この鎮守府での初陣だもん。緊張してもおかしくないよ」
「睦月ちゃん、夕立ちゃん。……実は私―――」
「そこの3人、お喋りはそこまでにして出撃だよ」


吹雪ちゃんが何か言おうとした瞬間、出撃用船渠に着いたっぽくって川内さんから話をしていることを注意された。そして、私と睦月ちゃんは吹雪ちゃんの様子を気にしながらも、艤装を装備する為の装置っぽい所
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ