parallel world2 −『 』と『刈り取る者』−
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
の意味さ。『彼ら』という存在はどうにも進化というものをするらしくてねぇ……その速さは計り知れない。
ナメきってると、いつか足を掬われるよ?」
ルークという存在は、闇に溶けた。
暗闇は晴れ、辺りに静寂だけが残る。
突如、今度は光が収束し、槍となって『 』に襲いかかる。
『……失せろ』
闇が、光槍を喰い潰す。
その瞬間、闇を拒絶するかの様に光が暴発するが、その光さえ喰われてゆく。
光が消え去った途端、今度は大地が盛り上がり、『 』を潰さんと迫る。
『失せろと言っている』
消失する。
岩盤が砕け、岩となり、砂となり、粉となり、粒子となり、やがて消え去る。
雷が、波が、病が、地震が、『 』を殺そうとするが、傷一つ付ける事なく等しく喰い潰されていった。
許さない。
変化などさせはしない。
自然は何者にも遮られる事なく進んで行く。
それは不変。
それは停滞。
永遠の輪廻は廻り続ける。
お前達に拒否権は無い。服従せよ、投降せよ、絶対なる忠誠を捧げよ。
それを拒むのならば__
『……等しき死を__』
世界転生まで、あと70時間。
《滅びの依り代》の完成まで、あと68時間。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ