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神葬世界×ゴスペル・デイ
第一物語・前半-未来会議編-
第二章 時の始まり《2》
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ら二人の教員が歩いて来た。更に後ろに、二人の学勢も一緒に来る。
 一人は老婆、もう一人は。いや、もう一機と言うべきだろう。全長三メートル程の白の騎神が歩いている。
「おやおや、元気なもんだ。若いってのはいいねえ」
「お前達、これから日来と会議をするのだ。あまり騒ぐな」
「そうで御座るよ。自分を見習ってほしいもので御座る」
「介蔵は相手にされないだけだと思うな」
 二人の後に続く明子の言葉に、介蔵は地に手を着き崩れ落ちた。
「じ、自分、友がいないわけでは御座らぬよ。今日はた、たまたま話す相手がいいないだけで御座って……か、悲しいで御座る――!」
 周りの辰ノ大花の者達は、馬鹿を見るように介蔵を眺めていた。
 若い者達を見て、くす、と笑う蓮は奏鳴に近付き、左手を奏鳴の右肩に優しく載せた。
「大丈夫、奏鳴ちゃんは必ず救ってみせるよ。だから今は、これからのことに集中しなさい」
「……はい」
 奏鳴はこちらに顔を向けず、ただ言葉だけが返ってくただけだった。暗い感情に染まる奏鳴を、周りの皆は黙って見ていた。

 沈黙を破るように、タメナシが蓮の元へ近寄る。
「学長、そろそろ行かねば遅れてしまいます」
「そうかい、そうかい。それじゃあ行こうかね」
 学長の言葉に、学勢達は歩き始めた。
 日来と話し合い、今後の未来を伝えるために。
 今、自分達は日来住民の注目の的だ。
 自分達は日来住民からどのように思われ、どのように見られているのだろうか。
 そんな下らないことを考えながら、外交区域学勢領にある会議場を目指した。



 今は午前十時を少し過ぎた頃だ。
 外交区域学勢領の会議場に、数人の学勢が横に一列に並んで話し合っている。
 他の学勢は皆、建物のなかへ行ってしまったため、会議の時間が来るまで暇な様子だった。
 覇王会伝達者である岩清水・飛豊は改めて、この状況になったことに驚きを感じた。
「まさかこんなことになるなんてな」
「確かにネ。セーラン考えること、時々分からないからナー」
「そう言えば長さん、今日告るとか言ってたけど誰になんだろう。アッちゃん知ってる?」
「価値ある話だが知らんな。レヴァーシンクに聞いたらどうだ」
「ならゼッちゃん知ってる?」
「知らないよ。知ってたらすぐ伝界|《ネット》で流してるよ」
「容赦無いなお前……」
 覇王会の面々は、それぞれ言いたいことを言い合う。
 時間が刻々と過ぎていくが、自分達の使命はなかなか過ぎていかない。
 本番前の緊張感はどうにも好きになれない。早く会議を終え、伸び伸びとしたい。
 重たいよなあ、この責任。
 飛豊は穏やかに雲が流れる空を見ながら思った。
 もう辰ノ大花の面々は日来に着き、こちらに向かっている筈だ。
 咲先生から十数分後に辰
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