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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第69話 虹色の剣
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!」
そう宣言すると集束していた魔力が一気にジルフィスにへと放出されていく。そしてその魔力をそのまま纏っていきジルフィスは段々と伸びていった。
『!?』
「何これ………?」
その刃は留まるところを知らず、どんどん伸びていく。既に巨大ロボットが扱うような大剣へと姿を変えているが、それでもまだ伸び続けていた。
「どれだけの魔力を集束したんだ………」
「あれだけ質量が大きいのにその密度も濃い。これがSSSランクの魔力………」
その光景に流石のトーレも言葉を失い、その隣のティーダにも冷や汗が流れた。
仲間である彼等でも戦慄するそジルディスの大剣。
「これに一番合う名前は決めているんだ」
「何をいきなり………」
「約束された勝利の剣。技名は真似だけど、これでこの戦いに終止符を打つ」
「大悟………」
そう言う大悟だが、その顔は青白く、限界まで魔力を集束し、放出したのが加奈に分かった。
「全く………」
そう呟いた加奈は大悟の横に並び、大悟の手の上から剣を握った。
「加奈?」
「そんな状態じゃ満足に剣を振るえないでしょ?気休めかもしれないけど………キュア!」
優しい光が大悟を優しく包み込む。
「これは…………」
「一応傷を治す魔法だから疲労にまで影響を及ぼすかは分からないけど………少しでも楽になった?」
「ああ、ありがとう加奈!」
そう元気よくお礼を言った大悟は再度ゆりかごへと目を向けた。
「零治、早くしろ………」
ゆりかごを見て大悟は小さく呟いたのだった…………
「残り2分切ったわ」
「じゃあ私達も準備しましょう」
モニターで様子を確認するのを止め、隣の部屋へ移動する2人。
「ねえレミエル」
「………何よ?」
「あなたってもしかして、私と同じ様な………」
「………さあ準備をしましょう」
エリスの質問に答えるつもりは無いのか、無視してエリスの手を取るレミエル。
「それじゃあいくわよ」
その言葉の後、レミエルは光に包まれ、エリスに赤い装甲が纏われた。
「うっ、重い………!!」
『それぐらい耐えなさい。アルトアイゼンに搭載されている実弾を使えば魔力が無いあなたでも使えるし、AMFに包まれたこの部屋でも攻撃できるでしょう。………むしろこの手以外でどうやって破壊する気だったのか不思議なくらいだわ。……まあそれでも実弾の全てが通るかは分からないわ。だからステークで中枢部に亀裂を入れてクレイモアで全弾発射。………これで行きましょう』
「分かったわ」
重々しく一歩一歩進み、中枢部の中心へと向かっていく。
「意外だったわ」
『何が?』
「あなたって
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