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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第69話 虹色の剣
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すか………」
複雑な顔でそう呟くイクト。
「イクト、この際無事に帰ったらちゃんとクレインと話してみたらどうだ?」
「えっ?」
「あんな録音じゃなく、面と向かってちゃんと話すんだ。全てスッキリさせとけ」
「……………はい!」
バルトに言われ、少し迷ったイクトだったが、意を決したのかハッキリと顔を上げて返事をした。
『時間もないし、転移を始めるわ。終わったら真っ直ぐ進んで、直ぐに出口が見える筈だから』
そうエリスが説明した後、バルトとヴィヴィオ、なのはに光の柱が出現した。
「これは………!!」
「凄い!!」
とヴィヴィオがはしゃいだ瞬間、2人は転移させられ、なのはも一緒のタイミングで転移した。
『それじゃあどんどん行くわよ』
「………」
『それで……良いのね?』
「ああ、まだ動ける俺がやるしかないだろ。ホムラは別に付き合わなくて良いんだぞ?」
『私にも責任があるわ、最後まで付き合わさせてもらうつもりよ』
一旦先程の部屋に戻る途中、ホムラと話し合った。
「エリス終わったか?」
「ええ。……そっちはどうだった?」
『クレインの言う通りね。中枢部を破壊したらこの部屋ごと消滅するでしょう。止めるにしても時間が無いのだから、誰かが残らなければならないでしょうね』
「そう………」
予想はしていたようだが、残念そうに俯くエリス。
「だから俺が残る。ブラックサレナになってフィールドを張り、耐え切る。これしかないだろう」
「零治、耐えきれないわ。それに今あなたは普通に動いているけど動いている事すら奇跡に近いのよ」
「だが俺にしか出来ない」
「………だったら俺がやる」
そう声を掛けてきたのは大怪我をして意識を失っていた桐谷だった。
「桐谷!?いくら応急処置したといってもお前は重傷なんだぞ!!」
「そうだよ桐谷!!」
当然傍で処置をしていたアギトも反対した。
「それはお前も同じものだろ………だったらまだ俺の方がマシだ」
「だがお前には自身を守る手段が無いだろうが!死ぬつもりか!!」
「アルトアイゼンの装甲なら耐えきれる」
「んなわけないだろう………」
いつもの桐谷らしくない発言に頭が痛くなってきた。
「冷静になれ桐谷、お前じゃ………」
「お前こそ何を考えている!!今度こそ星達を不幸にさせるつもりか!!!」
いきなり怒鳴られてビクンと身体が反応してしまった。
「不幸って………」
「お前は操られていたから分からないだろうが、お前が失踪してから星達がどんな様子だったかお前は本当に分かってるのか!?星達だけじゃない!!ノーヴェやセイン、ウェンディ、加奈やみんなも!!全員が皆、悲しみの中、僅かな希
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