暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第69話 虹色の剣
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

ホムラを持ち、警戒しながら奥へ進む。クレインはああ言っていたが罠があってもおかしくはない。

「これが………」

奥へ進むと部屋全体が赤く光った部屋に着いた。その中心にはどっしりと構えたエンジンらしき物がある。

「熱気が凄い………」
『こんな臨界ギリギリまで稼働しているなんて……!!確かに今の状態で破壊したら隣の部屋ごと消しかねないわね………』
「破壊しなくても、さっきのモニターで止めることは出来ないのか!?」
『ゆりかごが…正常に稼動しているのであればそれも可能でしょうけど、無理矢理聖王を止めた影響で、自動防衛モードに変わっているわ』
「自動防衛モード?」
『そう。これが厄介で、1度こうなってしまうと元に戻るまで誰の命令も受け付けないの。不足したエネルギーを補う為に月へ向かい、その後、周辺にある物を消し去る。ここまでやってやっと安全と認識して元の状態に戻るの』
「………って事は」
『止めないとミッドチルダ周辺全て消し去るでしょうね………』

どちらにしてもここを破壊しないかぎりはどうしようも無いのがハッキリと分かった。

「やっぱり転移で逃げるのは無理か?」
『無理ね、間に合わないわ』

確認でホムラに聞いたが、やはり無理みたいだ。

「となれば………」

やはり覚悟を決めなくてはならないようだ………




















『皆、聞こえる!?』
「エリス!?」

不意に通路で放送が聞こえ、その主はエリスの声だった。

「エリス?誰だそいつは………?」
「後で説明するからちゃんと話を聞いてて」
「お、おう………」

ライに注意され、思わず言われるがままになってしまうバルト。

「レイは無事なのか!?」

夜美にしては珍しい焦った口調で問いかけた。

『ええ。ボロボロになりながらも見事にクレインを倒したわ』
「レイ………」

涙目になりながら無事であった事に安堵する優理。他の3人も同じだ。

『だけど、もう時間がないわ。星達がこのまま外へ出ようと進んでも時間切れになるわ、だから今からこちらから操作して出口付近に転移するわ』
「待ってください!!中枢部は?」
『今私達の部屋の付近にあるわ。だから心配しないで』
「ねえエリスさん、桐谷君もそこに居るの………?」

有栖家の面々が次々と質問していく中、なのはが遠慮がちに質問した。

『ええ。負傷しているけど大丈夫よ』
「あの………ドクターは……?」

なのはに続いてか、黙っていたイクトも質問した。

『あなたがイクトね。裏切ったとクレインが言っていたけど本当だったのね………大丈夫、ダメージが大きくて気絶しているけど死んではいないわ』
「そうで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ