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不動を継ぐ者
2話不動を継ぐ決闘
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通りデッキは返してもらうぞ。」

遊夜はジャンク・ウォリアーの攻撃で吹っ飛んだシャークが落とした、例の少年のデッキを拾い、彼に渡した。

「ありがとう。君の名前は?」

「俺は不動遊夜だ。」

遊夜が名乗ると、周りの野次馬や目の前の少年、さらに負けたショックで呆然としていたシャークまでもが驚いていた。

「不動ってまさか!?」

「噂には聞いたことがあったけど。」

「それに使ってるデッキもシンクロン主体だった。」

「不動遊星の息子がこの学校に通ってるって噂は本当だったのか!?」

周りの野次馬をかき分けるようにシャークが近づいてきた。

「不動遊夜。」

「なんだ?」

「次は絶対に俺が勝つ。」

そう言うと、シャークは一人立ち去って行った。

「デュエルならいつでも相手になってやる。」

それを聞いたシャークは一瞬立ち止まったが、振り向かずに去って行った。


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