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不動を継ぐ者
2話不動を継ぐ決闘
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「デュエルだと?何のつもりだ?」

突然の要求にさすがのシャークも驚いているようだ。

「俺が勝ったら、彼にデッキを返してもらう。」

「いいだろう。なら俺が勝ったらおまえのデッキももらうぜ!」

それを見た取り巻き達は笑っていた。

「ハハハ!シャークさんに勝てるわけねーだろww」

彼はとくに気にしてる様子はなかった。



「「デュエル」」

「先攻はもらうぜ!俺のターン!ドロー!」

シャーク手札5→6 LP4000

「俺は《キラー・ラブカ》を召喚。」

☆3 キラー・ラブカ ATK700

「さらに俺の場に魚族モンスターが召喚されたことで、手札の《シャーク・サッカー》を特殊召喚!」

☆3 シャーク・サッカー DEF1000

「レベル3のモンスターが2体...!」

「そうだ!俺はレベル3のキラー・ラブカとシャーク・サッカーをオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。」

☆3×2→★3

「エクシーズ召喚!現れよ、《潜航母艦エアロ・シャーク》!」

★3 潜航母艦エアロ・シャーク ATK1900

「1ターン目でエクシーズ召喚……!だが先攻は攻撃できない。」

「甘いぜ!エアロ・シャークの効果発動!ORUを一つ使い、俺の手札1枚につき400ポイントのダメージを与える!」

「……」

シャーク 手札4

「俺の手札は4枚。よって1600ポイントのダメージだ。エアー・トルピード!」

遊夜 LP4000→2400

「なんだ大したことねえじゃねえかww」

「シャークさんに勝てる訳ねえんだよww」

先攻1ターン目から大きくライフを削られた遊夜にシャークの取り巻き達が笑い始めたが、彼はとくに気にした様子もない。

「サレンダーしてもいいんだぜ。まあそのときはてめえのデッキをいただくがな。」

「くだらんな。早くデュエルを続けろ。」

「チッ。俺はこれでターンエンドだ。」

シャーク 手札4 LP4000 伏せ0
     ★3 潜航母艦エアロ・シャーク ATK1900



「俺のターン、ドロー!」

遊夜手札5→6 LP2400

「俺はスピード・ウォリアーを墓地へ送り、ワン・フォー・ワンを発動!デッキからレベル1モンスター、チューニング・サポーターを特殊召喚!」

《チューニング・サポーター☆1:DEF0》

カードのイラストに描かれた、背中に星の模様が描かれたテントウ虫が遊星のデッキから現れる。しかし、その背中には星の模様がない。

「さらに、ジャンク・シンクロンを召喚!」

《ジャンク・シンクロン:☆3:チューナー:ATK1300》

白い布のマフラー
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