第十四話 斎藤中尉！！サッカーも書いてみた！！その十八
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「ファミコン版キャプテン翼２か！」
「翼がクライマックスで覚える必殺シュート！」
「ガッツ消費は大きいがまず確実に入る！」
「あのシュートを打つのか！」
「受けろジャスティスカイザー！」
斎藤のカットインが入る、ここで。
「これが私の最終奥義の一つサイクロンだ！」
「ってことはニューサイクロンもあるんだな！」
「スーパーファミコン版３のあれも！」
「４になると様々なサイクロン出るけれどな！」
「そっちも覚えてるのか！」
「その通りだ！だが今私が放つサイクロンはだ！」
そのサイクロンはというと。
「元祖サイクロンだ！これで決める！」
「おい弟！」
「ああ、兄貴！」
実名では言わなかった、それは何故かというと正体がばれるからだ。若し正体がばれれば二人の命はない。悪田部によって南港に沈められる。
「ここはな！」
「クローンじゃ無理だ！」
「クローンはクローン！」
「所詮戦闘員だ！」
それはもうそのコスチュームでわかることだ。
「キーパーも止められるか！」
「ドライブシュートやタイガーショット位なら止められるけれどな」
ゴール圏内でもだ、それが出来ればかなりのものだがだ。
「それでもあれは無理だ！」
「サイクロンはな！」
「くそっ、こうなったら！」
「奥の手だ！」
こう叫んでだ、二人が出したその奥の手はというと。
斎藤がサイクロンを放った、その前にだ。
二人はクローン達にだ、こう命じた。
「おい御前等楯になれ！」
「サイクロンを身体で止めろ！」
「死んでもいいから止めろ！」
「御前等は所詮クローンだ！」
「代わりは幾らでもいるんだよ！」
「だから喜んで命を捨てろ！」
正義の味方にあるまじきことを言ってだ、そして。
クローン達にだ、さらに言うのだった。その正義の味方どころか悪役でも言うと下衆確定のその言葉をだ。
「だから死んで来い！」
「喜んで俺達の為にな！」
「それで役に立て！」
「名前は最初から覚えてねえがな！」
普通なら間違いなく叛乱を起こされる言葉だ、だが。
彼等はクローンだ、しかもイーーーッ、としか言わない。二人の命令には忠実に従う様に洗脳手術を施されてもいる。尚二人は正義の味方だ。
その正義の味方にだ、彼等は従い。
そのシュートの前に立ち、ブロックをする。だが。
一人また一人と吹き飛ばされる、その威力はまさに。
「ファミコン版のそれと同じかよ！」
「ネオタイガーショットに匹敵するな！」
「これで五人吹き飛ばされたぞ！」
「あと四人しかいねえぞ！」
二人はその前に立っていない、向かってはいても。
「全員吹き飛ばされたら俺達しかいねえじゃねえか！」
「俺達が痛い思いをしなくて防げないだろ！」
「くそっ、所詮クローンは
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