暁 〜小説投稿サイト〜
月滅剣 
1部
肉片
酷い抱擁

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8


俺はまた意識の外にいる…ここはどこだ…俺は誰だ?マリスに殺されたのか?



            お前はなぜここにいる?



ヒューズが飛んだように目覚める。

 御剣『ここは…』

御剣が目覚める。マリスは………いない…

崩れ落ちたしずくが雨となり降り注ぐ

マリスはまだ来ない…

もしかしてと思い先ほどの丘に行くとマリスが倒れていた

 ぼろぼろの出血、雨が血を溶かしている…

御剣『マリス』

御剣はマリスに近寄り、抱き寄せてみる…

生きている… だが、何故?

確かに御剣はマリスに倒されたが、無意識のうちにマリスに一撃入っていたのだ

 御剣はマリスを連れて帰り看病した…雨の日も風の日も…

10日もしたら元に戻っていたマリスは相変わらずそっけない

御剣『マリス…俺はもう行くよ』

俺はマリスに別れを告げ そこを後にした

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