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月滅剣 
1部
肉片
狂い咲いた首

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5

         お前は騙されている つまり…呪われているのだ…と

 マリスは帰ってきた御剣に『すまなかったな…ガキの使いのようなことをさせて。やはりあの鍛冶屋には無理だったか』と言った

土産物の簪をつまらなそうにみながらマリスは『貴様…私の弟子にならないか?と言った』私にはそれがとても冗談だとは思えなかったのだ

 俺は自然に構わないよとマリスに告げていた。本当に自然に…マリスは俺で俺はマリスで…そんな意味の分からないことを思っていた
 
16の俺はいつも自分には何もないと思っていたとか、ヒーローになりたいとか…そんなことを思っていた

だがマリスならそれをかなえてくれると思ったのだ。

それから数日間、マリスとの修行の日々が始まったのだ。

 まずは薪木斬ることから始めさせた。それから木刀を振るう練習。

虹色の汗を流しながら俺は日々精進した。

マリスの修行は厳しかった。何よりも、誰よりも…やはりこの人に付いて正解だと… 

それから階段の上り下り、これがきつかった…彼女はとても男勝りだった。何よりも…だれよりも…

689…690…691…腹筋、腕立て、懸垂…どんどん強くなっていった

ある一定の時期から彼女は特殊な訓練を始める…そう…それが…月滅剣の始まりだった。

ピシャーゴロー! 雷と豪雨が鳴り響くころ…彼女と俺は切り立った平原で…

『御剣…これから月滅剣についての訓練を始める。基礎はもう飽きただろう…これからが本番だ』

『俺にできますか?向こうの住人である俺に…』

俺はある程度マリスに月滅剣を見せてもらっている

マリス『※1ムーンスロットを開くぞ』
※1月滅剣が使えるようになるためのカギ。最大で10まである

マリス『         』    ムースロット解放!

次元がずれる。俺がなくなっていく…そして…何かに吸い寄せられていく…












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