二重変装(ルパン三世2nd/オリキャラ)
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調で正解だと言い、上半身を起こす。
「いつから入れ替わってんだ?」
「次元がルパンの部屋に入って来ただろ? プリン食っただろとか言いながら。あの時から入れ替わってた」
恋也は人差し指を立てて次元を見上げながら発言する。
それで合点がいったのか1人で頷いては次元は恋也の隣に腰掛けた。
「じゃぁ、部屋の外まで聞こえてた会話は入れ替わってどうするかって話だったのか」
くだらねぇな、と次元は鼻で笑ってソファを挟んで真ん中にある木製のテーブルに脚を投げ出した。
背丈もルパンと次元じゃ変わりはなく、大体同じ高さなのだから当たり前なのだが、次元がいつもより近くで見える恋也にとって、入れ替わる事に意味はあるのかと聞かれると特に意味はない。
「俺だって別にバレても問題は無いって言ったのにさ……」
がっくりと肩を落としながら恋也は呟いた。
丁度その頃合に玄関のドアが開かれた。
時計を見ると12時半を示しており、テスト週間は早めに帰されるのだと思い出す。
「ルパンか?」
「この時間ならそうだな」
とっくにバレているので、バレていないと思っているルパンを観察してやろうと次元と決めたのである。
「ただいまー」
「はぇな」
「テスト週間だからな」
何の変わりもないので、1番恐れていた事を実行していないかと『ルパン三世』で、ルパンに尋ねる。
「レディに声かけて遊んでたんじゃないの?」
「良く分かったな」
何の躊躇いもなくルパンは答えた。
その瞬間、恋也はソファから立ち上がり未だにリビングのドアにいるルパンのネクタイを思いっきり掴んだ。
「てめぇ、人が心配してた事見事に実行しやがって!!」
「恋也ちゃん落ち着いて……」
冷や汗を流しながらルパンは恋也に落ち着けと言うが、落ち着く様子は無く、ネクタイを掴みながら恋也は更に続ける。
「次元も何とか言ってやれ! コイツの女癖の悪さ」
「お前はアホか」
恋也の姿をしたルパンを次元がノリで叩いた。
その瞬間、次元に叩かれた頭を押さえながらルパンの姿をした恋也は蹲った。
痛みは本人にいくのだ、どれだけ手加減をしようと僅かな痛みでさえも体の持ち主にいく。
「次元ちゃん、痛みは体の持ち主に向かうみたい」
ルパンが告げた言葉に次元は口角を上げて蹲っている恋也の頭を試しにという感じに叩いた。
「いた! 痛いでしょ! それと遊ばない!」
当然遊んでいることがばれた為、次元はピタリと手を止める。
「――そんな事より元に戻る方法考えろよ……」
恋也の発言にルパンと次元は頷いたものの、先に酒だと言いだしてグラ
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