二重変装(ルパン三世2nd/オリキャラ)
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ることになってしまう。
「でもさ、コレ結構ヤバイだろ。次元とか五右ェ門にすぐバレるな」
もうバレても良いかと恋也が諦めていた頃、ルパンが何かを思いついたようにポンッと手を叩いて、明らかに良くないことを考えている顔になり「おもしれぇ事思いついたぜ」と、高校生の顔で言いのけた。
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一方プリン勝手に食べた犯人捜ししている次元はルパンと恋也が入れ替わった事など知らず、五右ェ門に誰が食べたのか知らないかとか、野良猫が食べたのかと半分諦めていた。
期間限定と言うわけでもないプリンはまた買えばあるのだが、行くまでが面倒だ。
特に今居る国日本は髭面、目が見えない、全身真っ黒と言うのはコンビニに行っても怪しまれるのだ。
そして暫し考えた案が『恋也に買いに行かせよう』だった。
気分はルンルンで再びルパンの部屋で寝ている恋也を起すべく、既に起きている恋也を求めてリビングから廊下に出て、鼻歌を歌いながらルパンの部屋に向かう。
『それどうせハーレム味わいたいだけだろ!』
『うるせぇ! こうしねぇと仕方ねぇだろ!』
『絶対クラスの女子に声かけてるに決まってる!』
何やら次元には理解出来ない会話が部屋から漏れている。
ハーレムだとかクラスの女子だとか、一体何の話をしているのだろうかと思いつつもドアを2回ノックしてルパンの綺麗とは言い難く基本汚い部屋のドアを開けた。
「おいルパン。外まで会話聞こえてるぜ?」
次元は見た目がルパンに話し掛ける。
ルパン役の恋也は肩を竦めて「そりゃぁ、悪かったな。で、どうした? 何か用か?」と普段のルパンらしく笑顔を作り、気さくに何かあったのかと尋ねる。
次元は目の前に居るのが恋也だというのには気づかず、恋也役のルパンに近付いて「お前さんに頼みごとだ」とニィと笑みを浮かべた。
「……風呂沸かせとか、新聞取って来いとか、風呂沸かせとか風呂沸かせ以外なら聞くけど」
ルパン自身、次元と風呂を沸かすのにじゃんけんで決めて、負けて風呂を沸かしたのを根に持っているのか、恋也っぽく、けど本心を含めて風呂沸かしだけはしないと告げた。
「実はよ、無くなったプリンを買ってきてくれねぇか?」
「自分で買おうよ……」
ルパンは呆れた表情で返答するも、この季節寒くて誰も外に出たがらないので、結局は誰かが行くしかないのだ。
だが、次元は一向に行く気はないらしい。
ここは諦めるしか無い為ルパンは「オーケー」と片手を振った。
**
それからルパンは次元の為にプリンを購入し、アジトへ戻ってきた。
「やっぱこのプリンだよなぁ」
ご機嫌でプリンを食べている次元の向かい側のソファ
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