第2巻
静乃の部屋×謎の威力偵察者
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か聞かせれても、こっちは世界一の巨大グループで内政チートの蒼い翼がある。まだ俺の家には連れて行けないが、いつか連れて行きたいと思う」
「沙紀さんに聞いたんだけど、漆原家についてマヤさんに聞いたそうね。こちらの闇についても」
「ああ。もし静乃に何かあればその権力を持って、静乃を助ける事も出来る。その闇を取っ払うのも俺の仕事だと思っているし、カウンセラーの資格もあるからな。何か相談があれば何でも聞くがいい、女性の問題だったら沙紀に聞けばいい事だ」
「そうさせてもらうわ。私は兄の眼があるのか、自由というのがないから」
それだったら、いつか静乃奪還作戦とかありそうだな。サツキも静乃も俺に他の女性がいたとしても、浮気や他の妹を作るのは平気のようだし。その前に護衛者沙紀も女性であり、本来の姿になると妻の一人となる。
「今思い出したが、マヤぐらいの時には奴隷だったんだったか。・・・・二つの前世持ちだが、俺の場合創造神黒鐵が生きた記憶でごっちゃまぜになっているからさ」
「ええそうよ。私は幼く可哀想な奴隷の女の子だったわ、そして私を解放させた後、私とあなたが言った言葉があるのよ?」
それは何?と言う事になったので、しばらく考えてから言ったら見事当たった。
『・・・・あなたには私を繋ぎ止める責務があるわ?』
『・・・・お前は自由だ。そも、人が人を縛る鎖などこの世のどこにもないのだ』
前世で言った言葉だったが、俺も同じ事を言うだろう。人が人を縛るモノはどこにもない、例え行動制限やモノを自由に買う事などが縛られているのなら、俺は喜んで解放しよう。それより冷えてきたからか、中に入るかと思ったがそれだと気が滅入りそうだから、俺に再び体を預ける。しばらく考えたが、しょうがないと思い静乃だけに俺の翼を見せる事にしたので展開した。6対12枚の翼をな、でも今の所は静乃しか見えないようにしている。
「この翼は何だかとても温かいわ」
「俺はこれでも創造神黒鐵の容姿を分身体として送り、その一部を解放しただけだ。この翼は入学してから、ホームルームの時に最近発表された絵と同じだ」
体を密着させて、翼を俺と静乃を包み込むかのようにして夜風から守った。良い体をしている静乃なのか、ボンキュボンの全身が官能的で艶が出ている。元々なのかもしれないが、体温は冷たく、温めてやりたいという保護欲が出る。彼女を芯から温める事は、ついこの前に翼を展開させて太陽光を吸収したお陰かもしれない。例え極寒の地であっても、そこが氷の城であったとしても、毎日のように静乃と肌を重ねられたら最高である。
「そろそろ家の者が心配するから、今日はこれにて失礼させてもらうよ。また学校でな」
そう言って玄関まで見送りのために、静乃と使用人にいたけど。俺はフェ
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