40自信
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ヴァリアー戦の前日の夜、俺は一人中庭にいた
「とうとう明日かぁ」
明日……ボンゴレ独立暗殺部隊『ヴァリアー』とのリング争奪戦であり、ボンゴレXI世が決まる日になる
「守護者も決まったけど俺達に勝てるのか?相手はボンゴレ最強の暗殺部隊、ツナ達が勝ってはいるけど、今の俺が………俺達が勝てるのか?」
ヴァリアーは最強の暗殺部隊、ヴァリアーを率いてるXANXUSは実力は最高クラス、ツナも一度は負けたことがあると話していた。XANXUSの守護者達も相当な強者ばかりだ、特にヴァリアーNo.2、雨の守護者、スペルビ・スクアーロはツナの雨の守護者山本さんを危機的状況まで追い詰めたり山本さんを鍛え上げたりしていたと話を聞いている。
「簪を鍛えた山本さんの師匠が簪の相手………」
かなり心配だ、鍛えた山本さんより強いのは確かだ、簪もかなり強くなってはいるけど、禁手化して、山本さんとまともに戦える状態だ。もしかしたら、一方的に攻められるのも考えてしまう。
「今、考えても仕方ないことなんだよなぁ〜」
今は前日の夜、もう、残された時間はほとんど無い、明日に賭けるしか無いのだ。
「まあ、勝てるよな。十代目の守護者達に鍛えられたしな。俺も……………」
思い出しただけでイヤになるほどな特訓だった。
「ツナも良く耐えたな」
リボーンの特訓は地獄だった。肉体的にも精神的にも地獄だった。それでも、勝てるかは不安だ
「早く寝ないと明日に響くわよ?」
後ろを向くとリアスがたっていた。
「ああ、リアスか」
「隣いいかしら?」
「ああ」
リアスが隣に座る。ライザー戦の時みたいだな
「ライザーの時みたいね」
「そうだな」
あの時とは真逆だな
「ヤマトは勝てるのか心配なのかしら?」
「まあな、今回の相手はボンゴレ最強の暗殺部隊、今の俺には勝てる自信が無いんだよ」
今までの相手とは格が違うのはよくわかる、五年前のライザー、コカビエル。最近のサイラオーグ、トリトン、こんな奴らに勝ってきたが今回の相手に勝てる自信が無い
「あの日と立場が違うけど同じね。ヤマト?」
「はい」
自信が無い王と心配する眷属………あの日はそんな感じだったな、今は自信が無い夫と心配する妻だな
「私は知っているわ、ヤマトは大切な人のためなら何度だって立ち上がり、戦い続ける。ヤマトは人のためなら誰よりも強くなれる。自信を持ちなさい、あなたならどんな強敵にも勝てるわ」
人のためなら強くなれるかぁ、確かにいつもそうだった、ライザーの時はリアスのために、コカビエルは眷属と弟子のために、サイラオーグの時は眷属と白音のために、トリトンは真名といのりのために、俺は自分より仲間のために戦
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