39晴れの守護者小猫
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いことなんだよな、皆には教えていない。
「アリサとオーレが異世界の仲間だって事は知ってるよね?」
「はい、ヤマト先輩に教えてもらいましたから」
アリサ達の事は話してあるから二人に会う前の話になる
「二人に会う前にね、俺は両親とアキ姉とマユの五人で小さい村に住んでいたんだ」
「………」
「そんなある日、僕のいた村がドラゴンのアラガミの奇襲を受けたんだ」
「………」
「三人で遊んでいた僕達はね、シェルターの方まで走っていたんだ、そんなときにある光景を見てしまったんだ……」
「ある光景?」
「父さんと母さんがね、焼かれていたんだ、そのアラガミの炎でね」
「……ッ」
両親の死ぬ姿を見てしまったんだのだあのときに、見たくもなかった光景を見てしまったんだ。
「僕たちはその場から逃げ出した、途中でアラガミの爆風で三人とも離れ離れ、僕は一人で逃げた。最後には崖に落ちて気を失っていたところをオーレに助けられて生き残ることができたんだ。それからだね、自分一人で無茶して何度も死にかけて周りからは何度怒られた事やら」
「それが、ヤマト先輩の強さと優しさの秘密ですか……………」
この話なんて誰も聞きたくは無かったから話さなかったんだけど、話してしまったな
「強さと優しさの秘密かぁ、そんなに大層なことじゃあないよ」
「話してもらって良かったです、ヤマト先輩の過去を知れて良かったです」
そういってもらってよかったのかな?
その後白音を寝かせ部屋を出たのであった
続く
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