マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0921話
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は度肝を抜かれたと言ってもいい。
まぁ、イギリスは何だかんだ言っても第3世代機を開発出来るだけの技術力がある――正確にはEUだが――のを思えば、その辺は不思議ではないかもしれない。
ともあれ動力源の問題が解決したことにより、これからのマブラヴ世界でガン・ルゥはより勢力を伸ばしていくだろう。
……ああ、いや。最大の問題でもある動力源がギアス世界に頼らなくても良くなったのを思えば、いっそマブラヴ世界でライセンス生産するというのもありか?
ガン・ルゥの武器はマシンガン、キャノン砲、それとミサイルで、ハドロン砲なんかのようにギアス世界特有の技術が必要な訳ではない。である以上、ガン・ルゥを輸入しなくてもこの世界で作ろうと思えば作れそうだ。
この辺は後で要相談か。
そして、リニアガン・タンク。
人数的にはKMFと違って人員が3人必要だったり、コスト的にもガン・ルゥと比べると高いという難点はあるが、その主砲でもあるリニアガンの威力はこの世界の武器としては圧倒的の一言に尽きる。
戦車である為にハイヴ攻略には使えないものの、アンバールハイヴや鉄原ハイヴを含めて、攻めてくるBETAの撃退に大きな威力を発揮している。
この世界に対するテコ入れとして最初に選んだこの2機種だが、どちらもこのマブラヴ世界の兵器としてはこれ以上無い程に活躍中だ。
勿論これだけでは終わらない。ストライクダガーを日本に、ジンをアメリカに、シグーをオーストラリアに、ザウートとバクゥをアフリカ連合や中東連合に対して提供したように、着々とこの世界の戦力も底上げがされている。
……この世界のバランス的に考えて、イギリス辺りにもやっぱり数機くらい提供すべきか?
イギリスの戦場を考えれば、ゾノ……いや、他の国々に提供したMSを考えればグーンがベストか。
そんな風に考えていた、その時。唐突に通信機が着信を告げる。
次のハイヴ攻略が決まったのか? そう思って通信を繋げると、そこに現れたのは興奮した様子のレモンだった。
『アクセル!』
こっちに呼びかけてくるその声も興奮に彩られている。
この様子からすると不味い事態ではないらしいが……さて、どうなんだろうな。
「どうしたんだ? その様子からするといい事があったっぽいが」
その言葉で我に返ったのだろう。照れや羞恥で薄らと頬を赤く染めながら、気を取り直したように言葉を紡ぐ。
『……少しはしゃぎ過ぎたわね。ええ、ごめんなさい』
「いや、こっちにしては嬉しい知らせなんだろ。……で、具体的にはどんな知らせか聞いてもいいか?」
『ええ。G元素の解析で大きな進展があったわ』
「……早いな」
一応G元素を入手してからある程度の日数が経ってはいても、所詮ある程度でしかない。
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