28話:ピエロ・オブ・ナイツ
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荒々しく最も殺した殺人鬼はこの世を去った。
「ぐ‥‥‥。ふぅ」
怪物が軋識の身体を完全に喰らい尽くし、黒い怪物が匣の中に戻ってからドナルドは息を吐いた。
かなり無理をした。
思ったより軋識との戦いで負ったダメージが大きい。
最後の切り札だったこの黒い匣の入ったデイパックが運良く崩れなかった二階の部屋の角に置かれていたので使う暇ができた。
強力過ぎるが故に一度使うと四時間使用不可能となる制限もあるが、あの状況では出し惜しみはしていられない。むしろ使うべき時の見本みたいなものだった。
「いく、か」
重い、傷ついた身体を起こしてドナルドは玄関へと歩き出す。
しばらく休まなければならない。
しかしかなり派手な戦闘をやらかしたあとだ。
音を聴いた参加者がここに来る可能性は多い。その時に大きなダメージを負った今の状態では倒されて死ぬかもしれない。
身体に鞭を打ち、ピエロは玄関のドアを明けて日の昇ってきた外へと飛び出した。
【零崎軋識@人間シリーズ 死亡】
【ドナルド・マクドナルド@ニコニコ動画】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1つ、TNT@ニコニコ動画、匣@空の境界
[思考・状況]
基本思考:ゲームから抜け出す。
1:手段は選ばない
2:使える奴となら組んでもいい
3:自分の制限には気付いている
4:必要に応じて参加者を殺す
5:今は休息が第一
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