38夫婦喧嘩後編
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俺はグレイフィアさんのアナウンスに驚きを隠せなかった
『ヤマト・グレモリーさま『兵士』一名リタイアです』
眷属の誰かがリタイアしてしまった、その前にリアスの『騎士』のリタイアがアナウンスされたから簪か姉さんだろう。
「レナ、状況を説明してくれ」
『はい、リタイアしてしまったのはシャルロットさんです、ゼノヴィアさんをリタイアさせましたが力つきてしまったようです』
よくやったよ姉さん
『更識さんは木場さんと交戦中、禁手化はしていますが押され気味です』
簪……無理はしないでくれよ
「わかった、そのまま、待機しておいてくれ」
『了解』
通信を切り、旧校舎に歩きだす
◇
ここは運動場、ここではグレモリー眷属『騎士』の双翼の一人木場祐斗とヤマト眷属の『兵士』時雨蒼燕流の使い手更識簪が戦っている。
この戦いは普通の人には見えないだろう、いや、下級の下位の悪魔では見えるような戦いでは無い、どちらとも『禁手化』しており、剣の腕は天才な程の腕の持ち主の戦い、問題は経験、五年前から悪魔として戦っていた木場祐斗に比べ更識簪は数ヶ月前に悪魔になった新人だ、経験の差は埋めようにも埋まらない。この戦いでもそれは、変わらない、押されているのは更識簪になる
「ハァ……ハァ…ハァ…」
「もう、終わりかい?」
男女の差になってしまうのかもしれない、体力面では男性の方が勝ってしまうのは当然、精神面でもこの場合負けを認めてもおかしくはない、普通であれば
「まだです。私にはとっておきのが残っています!」
「それは、楽しみだね」
(何度もみたけど、この人戦闘狂で怖いんだけど………取って置き、私があみ出した技、これで、勝つ!)
更識簪は木場の方に突っ込んでいく
「時雨蒼燕流特式十の型………」
木場も動き出す
「『時翔・蒼月』!!」
すれ違う間に数十回切り裂く、『天翔・蒼』のアレンジ版になる
時翔・蒼月………ヤマトの天翔・蒼を死ぬ気の炎を使いアレンジした。時翔の時は時雨蒼燕流の時を使用した物になっている
「負けたよ、」
木場の体が光に包まれていく
『リアス・グレモリーさま『女王』一名『騎士』一名リタイアです』
(残りは王と、僧侶一人ですね、私も行きます)
簪は旧校舎に向かって歩き出した
◇
グレモリー眷属、本陣
「残りは私達だけのようね」
「はい………」
グレモリー眷属は王のリアスと本陣待機の僧侶のアーシアを除いてリタイアしている、相手のヤマト眷属は兵士一人だけリタイアしている
「この部室で合うのは五年ぶりだね」
グレモリー眷属本陣、オカルト研究部の部室にひとりの男
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