IF:逆行
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ンカイザーは個人的に気に入っている。ああいう遊び心のある奴は寧ろ大好きだ………なあ?デジモンカイザー?」
ヒカリ達に聞かれないように声を潜め、自分達を監視しているデジモンカイザーに笑みを浮かべながら言う。
「ふふふ…嬉しいことを言ってくれるね。僕も君みたいな遊び心の分かる奴は嫌いじゃない。」
そう呟きながら手元のボタンを操作する。
一つのボタンを押すしながらカイザーはまた笑う。
本当にゲームを楽しんでいる声で。
「さあ、ゲームを始めようか。」
モニターの一つに一体のデジモンが映し出される、それはモノクロモンと呼ばれているデジモン。
モニターを見つめカイザーはまた肩を揺らして笑う。
「ふふふ……ゆけ!モノクロモン!!」
牢屋に捕らえられているデジモン達の一体の瞳が輝く、モノクロモンである。
咆吼を上げてモノクロモンは歩みだした。
タケル「あっ……これ……勇気の紋章だ」
気がついたタケルが勇気の紋章の入ったデジメンタルに気が付く。
太一「あぁ、それ……凄く重いんだ」
何度か試した太一は両手をプラプラさせながら言う。
大輔はそれを無視して球体の元まで行く。
太一「(あんなに重い物、大輔は小柄だから無理だろうな)」
しかし試したい気持ちは理解出来る為、黙っていた。
大輔「………………」
片手をデジメンタルに触れる大輔、手に力を込める……。
ヒョイ。
そんな効果音が似合う状態だった。片手で軽々持ち上げられた球体。
ブイモン[大輔、デジメンタルゲットだな]
大輔「ああ…」
太一「デジメンタル?デジメンタルって何だ?」
ブイモン[デジメンタルってのは昔俺みたいなデジモンが沢山いた時に使われた進化するためのアイテムだ。ところでお前ら今すぐ気を引き締めろ。お客さんだ]
全員【え?】
現在いる洞窟が地響きを立てながら揺れた。
太一「なっ!?じっ……地震か!?」
タケル「違う!!」
天井に開いている穴から覗き込もうとしているかの様な体勢のデジモンがいる。
カイザーの基地にいたモノクロモンである。
モノクロモンは穴を広げながら入ってくる、というよりも落ちてくる。
大輔「モノクロモン、データ種、成熟期。鼻先にサイのような巨大な角が生えた成熟期の鎧竜型デジモン。この角は成長すると、体長の半分を占めるほどの大きさになるといわれ、この角と身体を覆う物質はダイヤモンド並に硬く、貫けない物はないといわ
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