IF:逆行
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ン狩りを始めたらしい。
狙われたデジモンは黒いリングを嵌められ、カイザーの意のままに動かされる。
テイルモンは森の中で操られたユニモンに襲われ、その際にホーリーリングを無くしてしまった。
タケル「人間だって!!?僕らの他にも、こっちに来ている人間がいるの?」
とりあえず太一達に近くにある洞窟へと案内された大輔達。
タケルの問いに、テイルモンは頷いた。
テイルモン[ああ。ヒカリの持つものと違うデジヴァイスを持っている]
大輔「これと同型の奴だろ?」
大輔がテイルモンにデジヴァイスを見せる。
テイルモンは大輔の言葉に目を見開くのと同時に頷いた。
テイルモン[それによく似た物だ]
大輔「そりゃそうだろうな。こいつはデジモンカイザーとやらのオリジナルを元にして造られたコピーだからな。」
太一「何だって?」
大輔「大方、旧式じゃあ新型には勝てないから敵のデジヴァイスを使えってことでしょうよ。デジタルワールドの上層部共が考えそうなことだ」
嘲笑うようにデジヴァイスを見つめる大輔が次の瞬間、表情を引き締める。
大輔「さて、今回の敵はデジモンカイザーらしいな」
ブイモン[ああ、テイルモン。デジモンカイザーに支配されたデジモンの規模はどれくらいだ?]
テイルモン[すまない、そこまでは…しかしかなりの数がデジモンカイザーに支配されたはず]
ブイモン[成る程ねえ、面白くなってきたな]
ニヤリと笑うブイモン。
大輔「お前らしい言葉だな。戦闘種族」
ブイモン[当たり前、周りが敵だらけなんてそうあるもんじゃないからな…いい加減生温い平和には飽き飽きしてたんでね]
互いにニヤリと笑う。
太一は大輔とブイモンに恐ろしさと頼もしさを感じていた。
ヒカリ「それにしても、人間がデジモン狩りだなんて……デジモンの王なんて……馬鹿みたい!!」
大輔「そうかな?」
ヒカリ「え?」
大輔「俺にはデジモンカイザーの気持ちが分かるぜ」
ヒカリ「ど、どうして?」
敵を擁護するような発言にヒカリは目を丸くする。
大輔「デジタルワールドは俺達からすればとても魅力的な世界だ。現実世界には様々な楔はあるけどここにはない。現実世界に失望している奴からすれば、さぞかしここは理想卿だろうよ」
太一「だからってデジタルワールドを支配しようなんて間違っているだろ!!?」
大輔「ええ、太一さんの言っていることも正しい。でもこの世界は単純な勧善懲悪じゃないってことですよ…誰だって様々な想いを抱いてこの世界に来ている…。この世界はデジモンカイザーの物ではないけど太一さん達の自分勝手な正義の物じゃない。」
ヒカリ「大輔君…」
大輔「まあ、俺としてはデジモ
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