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タケミカズチ、抜錨します。
タケミカズチからタケミカズチ改になりました
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私が装備開発したらできてしまったので、そのまま艦載しています。艦載機から外した6機のムラサメは赤城さんと加賀さんに譲りました。お古で申し訳ないと思いましたが、戦力を遊ばせておくのも勿体無いので。

あっ!ムラサメを渡す時、赤城さんと加賀さんの艤装――飛行甲板と弓を私が改造したりもしました。今までの飛行甲板と弓じゃ、MSの発着艦に耐えられないのは目に見えていましたし。まぁ、所謂部分的C.E.化改修ですね。

さて。普通ならここから改修後の私の武勇伝を語る所なんですが、私が改修を終えたのはつい先日で、改修してからはまだ1度も出撃してなかったりするんですよね。

まぁ、それでも改修後の初陣は近い内にあると思います。最近、鎮守府沖の海域で深海棲艦がよく出現する様になっていて、近くに棲地ができているんじゃないかって話だし。

【バリアント】の試射は何度かしているけど、やっぱり実戦で使ってみたい。是非とも組み合った状態から零距離射撃をしたい。

そんなことを考えながら鎮守府内を当ても無く歩いていると、少しだけ話題に出ていて赤城さんと加賀さんと鉢合わせた。


「あら、タケミカズチさん。お散歩ですか?」
「はい。赤城さん達は……、艦載機の訓練ですか?」
「ええ。先日、タケミカズチさんから頂いた子達で訓練をしようと思いまして」


何故、赤城さん達が訓練に行くと思ったかというと、2人が艦載機を発艦させるのに必要な弓を持っていたからです。あと、2人が私から貰った艦載機というのはムラサメとは別の航空機だったりします。

主に種で登場していた連合製航空機、F‐7D スピアヘッド多目的制空戦闘機ですね。スカイグラスパー開発の過程で大量にできてしまって兵装倉庫に死蔵していたのを、私の改修直前に思い出して2人に渡した、という流れだったりする。


「そうですか。……私もお付き合いしていいですか?スカイグラスパーの錬度を少しでも上げたいですし」
「構いませんよ。ねぇ、加賀さん」
「ええ。私も構わないわ」
「ありがとうございます」


ただ鎮守府をぶらぶらして時間を潰すのも勿体無いので、私は赤城さん達と弓道場を模した航空母艦用の演習場へと向かった。



【視点:吹雪】



私、特型駆逐艦・吹雪は今日からこの○○○鎮守府に所属することになりました。ここに来る前、風の噂で武闘派艦娘が集まった鎮守府と聞いていたから凄く緊張していたけど、共同生活を送る同じ駆逐艦の睦月ちゃんと夕立ちゃんは凄くいい人みたいで、今は緊張も和らいでいます。

で、今私が何処にいるかというと、睦月ちゃんと夕立ちゃんの案内でこの鎮守府の所管学校――私が通う駆逐艦の教室に来ているんです。


「今日は日曜日で学校はお休みだから、明日皆
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