第六十四話
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がよ………欲求不満なんですか?」
「だって顔に出てるしねぇ〜」
うぅ、違うと言いたいのに何故か言い返せないぃ……。
「ズバリだけどロッタちゃんは長門君の事が好きなのよぅ」
「好き………ですか? ななな、何を根拠に言ってるのよッ!!」
「何……だと………」
クロエは何か驚いてるけど、どうしたのかしら?
「あぁんほらぁ。私の言葉を顔を赤くしながら否定したら好きだと思われるわよぅ」
「………ふえェェェェェーーーッ!!!」
私は急激に顔が赤くなるのを感じる。
「ロッタちゃんは長門君をどう思っているのぅ?」
「そりゃあ……奴隷にされそうになってた時、助けに来てくれたし、意外と面白い話をしてくれるし……」
「………此処にもいるのか………」
何かクロエが呟いたような………。
「青春ねぇ〜。ロッタちゃん、それは貴女が長門君に恋してるのよ」
「で、でも………」
「じゃあロッタちゃん、長門君のこの光景を見てどう思った?」
貂蝉さんの言葉に私はあの光景が浮かんできた。
ズキッ。
「………何か胸が痛いです」
何でだろう………。
「それが証拠よ。だから頑張るのよぅ………クロエちゃんもね」
「なぁッ!?//////」
貂蝉さんがクロエに何か呟くとクロエは顔を真っ赤にした。
「あぁそれとロッタちゃんとクロエちゃんのために恋愛の本を持ってきたわぁ」
「……喜んでいいのかしら? まぁありがとうございます。でも何処に………」
「それはぁ………此所よぉッ!!」
「「ッ!?」」
そう言うと貂蝉さんは………かなりヤバイところから本を出した瞬間、クロエと目が合い、クロエと頷いた。
『覚悟を決めよ……あらぶる心、無風なる水面のごとく、静まれ……斬るッ!! 我が剣の前で、安らかに眠るがいいッ!! 夢想神烈閃ッ!!』
『さっさとくたばりなさいッ!!』
「ぶるうぅぅぅわあぁぁぁぁぁーーーッ!!!」
思わず貂蝉さんを吹き飛ばしたのは間違っていないと思う。ちなみに私は杖で殴ったわ、秘奥義使えないしね。
後に、貂蝉さんから定期的に恋愛に関する本の提供をしてくれたわ。べ、別にわざわざ持って来てくれるし、勿体無いだけなんだからねッ!!
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