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僕の周りには変わり種が多い
来訪者編
第34話 水晶
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るが、スターズではやはり気がついていないようだな。まあ、この学校のプシオン偽装対策もすりぬけてるようだし。

達也が生徒会室に来たので声をかけようとしたら、ほのかがつけている水晶のラインに何かが流れたところまではわかる。ちなみに達也が、大量のチョコを持っていることにたいして、心配になったのか、そこの中にいわゆる本命チョコと呼ばれる大きさのチョコレートの包み紙をみたあらなのかはわからんが。

「えーと、達也とほのかさんに話があるから、下の風紀委員室で話させてくれないか?」

「それならわたしも」

「深雪さんもか。ほのかさんがよければそれでも良いけど、どうする?」

「……かまいません」

「中条会長。ちょっと時間がかかるかもしれませんので、戻ってこなかったら一度戸締りお願いします」

返答をまたずに、生徒会室からつながる階段を通って、風紀委員会室に降りて、ほのかの水晶を見てから話を始めた。

「ほのかさんがつけている水晶なんだけど、ものすごく見ずらいプシオンのラインが視えている。そして生徒会室からここにおりてきただけでも、ラインの角度が変化していることから、学校内の何かとそのラインは結ばれていると考えられる」

「場所は推測できるのか?」

僕は方向を指さし示しながら

「10mぐらいしかラインは見えないけど、プシオンのラインの直線的にのびる性質を考えると、ロボ研のガレージ裏手の木陰付近じゃないのか。その水晶を手渡したのは」

「プシオンのラインだけでそこまでわかるのか?」

「いや、半分は推測。方向的にあっているから、あの木陰は密談とか、告白とかで有名なところだから、物の受け渡しにもちょうどよいだろうとね」

「そのプシオンのラインがつながっている先に何があると思っているんだ?」

「人間じゃないということだけは確かだと思う。それ以上は、単なる憶測だから、できることならほのかさんの水晶を借りて、1人で見てきたいのだけど」

今まで達也とはなしていたので、ほのかの方を見ると、

「私は直接行ってみてみたいです」

「っということで、達也にはほのかさんの護衛役を頼みたいんだ。僕だけなら逃げるだけならなんとでもなるんだけど」

「そこなら関係ないとはいえないな」

「お兄様が行くならわたくしも」

「深雪お前は待っていろ」

「達也、九重寺でおこなっている修行の成果は? それ次第によっては、深雪さんもきた方が良いと思うぞ」

「お兄様。つれていってくださいますよね?」

「まさか、この先の相手はパラサイトだと考えているのか?」

「……そう。だから、僕が敵対しているとは思われていなければ良いのだけど、なんともいえないからなぁ」

深雪からはなんともいえない微妙
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