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魔法少女リリカルなのは ―全てを変えることができるなら―
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そろ上がるか」
「はい!」
そう言って朝我は不毛な考えを、シャンプーと共に洗い流すのだった――――。
*****
先に食堂に到着した朝我とエリオは、エリオに席とり、朝我が料理を取りに行くと分担して別れた。
どういうわけかスバルとエリオがかなり食べるため、一度に頼む料理の量は多い。
大盛りや特盛と言った量があるが、恐らくどれも少なく見えるほど、量は多いだろう。
それだけの量のスパゲティとサラダを両手に持った朝我は席に向かって歩き出す。
道中、その量の多さに驚く職員に挨拶しながら進むと、ちょうど席には女性陣も揃って待機していた。
「悪い、遅かったか?」
「ううん、いま到着したところ〜!
それより早く食べよ!」
朝我とスバルの会話に、ティアナは『スバルの最後の一言がなければデートみたいだったのにね〜』と、呆れた様子で呟いた。
色気より食い気、と言う言葉を学んだエリオとキャロは、朝我が席に着くのを確認すると、食事を始めた。
それに続いて他の三人も食事を始める。
一ヶ月にもなれば、ここにいる誰もがスバルとエリオの一度に取るご飯の量の多さには慣れた。
そんな光景を見つめながら食事をすると、ティアナはひとつの話題を出した。
「そう言えば、朝我って訓練校で結構モテたわよね」
「っぐぅ!?」
唐突な上に斜め上な質問に朝我は口に含んだパスタを
誤嚥
(
ごえん
)
させてしまう。
咳こみながらコップに入った水を一気飲みして呼吸を落ち着かせると、ティアナは謝罪混じりに質問を続けた。
「ごめんごめん、さっきのスバルとの掛け合いがデートっぽかったから、何となく気になったのよ」
「ゴホッ!?」
今度はスバルが咳こみ、朝我が慌てて水の入ったコップを渡し、スバルの背中を摩った。
「ティ、ティア!?
急にそんなこと言わないでよ、ビックリしたじゃん!」
「ごめんごめん。
でもアンタが色恋沙汰でそんなリアクションするなんて思わなかったのよ。
ほら、アンタって色気より食い気って感じだし」
「うっ……そ、そうだけどさぁ〜」
納得いかない様子のスバル。
しかし呼吸が落ち着けば再びパスタを食べ始める辺り、ティアナの言い分の方が正しいと思ってしまうエリオとキャロだった。
「んで、俺の恋バナがお昼の話題かな?」
恋愛に疎い朝我は、少し困った様子でティアナを見つめる。
「だって訓練校であれだけラブレター貰っておいて、全員断ったじゃない。
他の男子に睨みつけられてたの、気付かなかったわけじゃないでしょ?」
「ち、ちなみにどれだけもらったんですか?」
恐る恐る問うキャロに朝我は、遠
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